ヘアダイ、毛染めを繰り返すと髪はどうなるか
「ヘアダイって1度やってしまったら途中で止めるわけにはあかないのね。
シラガがきれいに染まるのはいいんだけれど
少しでも生え際が目立ちだしたら、また染めなくちゃいけないでしょう。
でも、これを続けててると髪全体がゴワゴワしてきて、困ってしまうわ」
ヘアダイを始めてからむしろシラガが増えてきたと
おっしゃる方が多いようですが、これは当然のことです。
ヘアダイやシラガ染めというと、頃猪髪はそのまま残して白髪だけを黒くするもの
と思っている人が多いようですがそうではありません。
たとえばシラガ染めの場合、実際には残っている黒い髪を1度内部まで脱色し
染料をしみ込ませやすくした後、好みの色に仕上げる。
わかりやすく言うと
髪の毛100本のうち1本のシラガがあったとして
その1本シラガを黒くするために
残り99本のシラガになっていない毛まで脱色し
黒く染めるというわけです。
シラガに悩む方はともかく
若い方が軽い気持ちで自分の髪の色とはまったく別の色にしたいために
ヘアダイや脱色をする、そしてこれを繰り返すのは考えものです。
自分の髪は天然の色素を抜き、健康な髪の組織を壊し続ける。
そこまでして茶髪や金髪でいたい人はそんなにいないと信じているのですが・・・・。
しかしヘアダイカラーでいくらきれいに染まっても
髪は一ヶ月に1センチはますし
特に最近は伸びるのが早くなっているように感じます。
そして、ひとたばヘアダイをしてしまったら
その色をキープするには、永久に染め続けなければなりません。
そのたびに髪も肌もそして頭皮にある毛穴、毛穴の中の毛根、毛根にある
毛母細胞(髪の毛を作る働き)これらすべてが確実にダメージをこうむってしまうのです。
ふつう健康な地肌であれば
パーマをかけて地肌や髪にダメージを受けても
約28日で皮膚は再生(新陳代謝)していく力をもっています。
ですからこの期間は必ず皮膚の回復期間としてあげなければなりません。
それなのに、そこまで月1回ずつパーマをかけていた人が
さらに月1回ずつヘアダイをすると
髪や頭皮に対してあまりにも刺激が強すぎます。
再生期間を無視し、皮膚のたんぱく質を損なう強い薬剤で染め続けるのは
結果として皮膚として皮膚の再生力を奪い
髪を作っている毛母細胞の機能を低下させていきます。
どうしてもヘアダイをするというなら
シラガがどうにもならない人が最後の手段として
するものと考えた方がいいかもしれません。
現在、ヘアダイに使われている溶剤はほとんどがアルカリ性ですが
一時毛染めとして酸性の染毛剤も製品化さがれています。
弱酸性の染毛剤は染色興かが持続する永久毛染めではなく
溶剤の電気的性質で色素を髪の表面に
吸着させてカラーリングする方法なのいで、きわめて安心です。
「1度弱酸性毛染めをやってみたけだ
アルカリ性の毛染めみたいにしっかり染まらないし
色落ちしやすいからだめね。やっぱりアルカリ性の方が長持ちするわ」という声をききますが
これは多くの場合弱酸性染毛料の
染色力が弱いということではなく
髪のほうに理由があります。
つまり、髪のたんぱく質が傷めつけられたり
損なわれた状態だと、髪は色素が吸着できず
その結果、色落ちしてしまいます。弱酸性毛染めがうまく髪に作用するためには
髪のたんぱく質がダメージを受けていない
いきいきとした細胞であることが必要です。染まり具合がよくなかったという人は
染める前の髪がすでにダメージヘアなのです。
弱酸性染毛料は、健康な髪にだけ効果的に作用します。
逆に乾燥したダメージヘアは、永久染毛剤の色素が入りやすく
落ちにくくなります。
だから永久染毛剤の色持ちがいいといって喜んでいる場合ではないのです。
もうその髪は生きていない
つまり死んだ細胞に外から色を入れて発色させている「物体」になってしまったということなのですから。
もし弱酸性染毛剤で染めてみて染まりがよくなかったら
あなたの髪はかなり傷んでいます。細胞が死んだも同然なのです。
そうなってしまったら、いままでのパーマ、ヘアダイをすぐさま中止し
弱酸性トリートメント(ヘアエステ)液(4章参照)で頭皮と髪の毛のマッサージをしばらく続けることを
おすすめします。
トリートメント(ヘアエステ)マッサージによって
細胞が生き返り、健康になった地肌から新しく生えてきた
健康な毛髪は弱酸性染毛料でもきれいに染まるはずです。
ダメージがひどい場合は、回復にも時間」がかかるため
定期的な弱酸性トリートメント(ヘアエステ)を行ってください。