髪の毛は不思議な作用がある
そして1つ忘れてならない重要なことは
髪の毛には排泄作用があることです。
水銀とか
砒素、環境ホルモンなど有害な物質には人体が汚染されているかどうかは
髪の毛で検査します。髪の毛を調べてどのくらいの量が体に取り込まれたかが
はっきりわかります。
それは有害物質が毛穴を通して髪の内部に蓄積され
髪が抜け落ちることによって
体外に排泄される、つまり髪によって排泄作用が行われているからです。
たとえば抗ガン剤を投与すると、副作用として脱毛現象がおこります。
ガン細胞の増殖を抑えるためとはいえ
体内に入り込んだ異物に対して体が拒否反応を起こし
それを排除しようとした結果
脱毛現象がおこるのではないかと私は推測しています。
髪には生えてどんどん伸びる成長期
やがて伸びが止まり抜け落ちる退行期
春になってやがて芽がでる球根のように冬眠状態にある休止期
というようにヘアサイクルがあり
抜けてはまた新しい毛が生えてくるという具合に
成長と脱毛を繰り返しています。
また人間の髪の成長期には個人差があって
短くて二年、長くて六年と言われますが
特に長い髪の女性では成長期が十年も続く人があるそうです。
人間の髪の毛は1本1本のヘアサイクルが違うので
ごそっと毛が抜け変わることはありません。
毎日自然に抜けていきます。
これに対して動物の場合は一様なはあサイクルを持っています。
たとえばマウスやハムスターなどは
波型といってシッポのほうへ波が打ち寄せるように生えています。
またメリノ羊やプードルなどはヘアスタイルがありません。
成長期が延々と続き、すっと伸び続けますから
適当なところで毛を刈ってやる必要があります。
犬なども夏毛、冬毛というように毛変わり現象が見られことはご存知でしょう。
1982年第16回国際皮膚学会で
毛髪の排泄作用についてマウスを使った実験結果が発表されたことがあります。
「人間をはじめとして動物の毛は
重金属の排泄器官として役に立っている」という学問です。
それは毛の休止期にある生後50日のマウスを使って行われました。
このマウスを一方は休止期のままグループ
もう一方は休止期の毛を抜いて人工的に成長期の毛を植えたグループ
と2つのグループに分けました。
そして一定量のメチル水銀を16日間与え
その結果を見たのです。
すると成長期のグループの毛には大量の水銀が蓄積されたのに対して
休止期のグループの毛にはほとんど蓄積がありませんでした。
この実験結果について
成長期の髪は水銀をどんどん積極的に吸収し
抜け落ちることによって排泄する、人間も尾根時ではなおか
という結論になったのです。
さらに脱け毛を繰り返したマウスの内臓のほうが
抜け毛がなかったマウスに比べ40?70%も水銀がすくなかったということです。
ということは
毛は抜け変わることによって
体の中の有害物質を排泄している
ということが証明されたといっていいでしょう。