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2008年12月 アーカイブ

2008年12月01日

毛穴はどんな働きをするのか

毛穴はどんな働きをしているか

人間の赤ちゃんとしてこの世に誕生したとき

すでに髪の毛が生えています。

頭髪は受胎して2ヶ月か3ヶ月の胎児のときにもう生え始め

この時点でその人の全身の毛穴の数は決まってしまうといいます。

その後は一生変わることがありません。

そしてこの毛穴こそ私たちが生きる上で欠かせない機能を持っているのです。

「私、鼻の頭の毛穴がすごく目立つの。困ったわ。毛穴引き締めパックでもしようかしら。」

皆さんがふだん毛穴を意識するのはこんなときぐらいかもしれませんね。

でも毛穴の一番の役割は何だと思いますか。それは呼吸なのです。

呼吸といえば、鼻や口を使ってする肺呼吸を思い浮かべますが

それ以外にも私たちには皮膚呼吸というものをしています。よくいわれることですが

全身の皮膚の2分の1が火傷でまんべんなく損傷し

毛穴をふさがれればn人間は酸素不足で死んでしまいます。

また3分の2に金粉などを塗り込めると同じ理由で

20分ほどで脂肪してしまうといわれています。

このことは医学的にも証明されていることです。

このように私たちは肺以外からも全身の皮膚呼吸によって酸素を取り入れ

体の中の悪いガスを吐き出して、体温の調整をしているのです。

皮膚呼吸がスムーズに行われないと、体にも支障をきたします。

東洋医学によると

頭皮には全身の経絡(鍼灸治療で使う「ツボ」のすじみち)がすべてあるといわれています。

そのため頭部の毛穴を清潔にして風通しをよくしておけば

皮膚呼吸がスムーズにお行われヘアケアとは

髪が育ち生え変わる環境、つまり「毛穴」を清潔にしておくことにほかなりません。

頭皮が皮膚本来の新陳代謝を繰り返し

毛穴が健やかで呼吸がしやすい状態になるには

付着した汚れや角質、かたまった皮脂をそのままにしておいてはだめなのです。

週に2,3回シャン追うーでいつも頭皮(毛穴)を清潔にしておきましょう。

そして先発や整髪、養毛などのヘアケアの際には

髪や頭皮の健康な生理である弱酸性バランスにとって刺激の強すぎるもの

弱酸性バランスを損なう成分でできている製品は使わないことです。

豊かな土壌があってこそ、スクスクと作物が育つように

健やかな髪は頭皮、清潔な毛穴なら育ちます。

肝心の頭皮や毛穴が弱っていると

紙は抜け変わるごとに次第に短くやがて赤ちゃんの髪のようなぜい毛となって

髪の毛の役割は失われていくのです。それとともに毛穴は縮小し

役割を終えてしまいます。

毛穴の役目については

ここでもう1度“呼吸”のメカニズムについて考えるとわかりやすいと思います。

体に必要な酸素をたっぷり体内に吸い込むには、まず、“吐く”ことから始めなければなりません。

深い呼吸をするためにはまず大きく息を吐きます。

そうすれば自然に“吸”という働きが起こります。

必要なものを体内に入れるためには、いらなくなったものをまず吐き出して

新しいものが入る場所を確保する・・・これは禅やヨガの呼吸法のも通じるものです。

これを私たちは「出入り口の原理」と名付けて

頭皮における出入り口、」毛穴の役目に徹低的にこだわりました。

例えば便秘が何日も続くと、どんなに高価な化粧品を使っても、美容の効果はありません。

肌は荒れ、ブツブツと吹き出物が出たりします。

「快食快便」という言葉があるように

皮膚や体に必要なものを無駄なく吸収させるには

すでに不要となった有害な物質をすみやかに体外に排泄する

これが重要なのです。髪も同じです。

どんな良質なヘアクリームやオイルを補給しても

それらがすんなり呼吸されるためには

頭皮の汚れで毛穴が詰まり呼吸困難になっていては何にもなりません。

まずは毛穴から汚れを取れ除き

不要なものを排泄する出口として、清潔にしておくのが先です。

2008年12月02日

弱酸性パーマ液は老廃物を体外に押し出す

* 弱酸性パーマ液は老廃物を外に押し出す

昭和30年代、私の母であり、弱酸性美容の創始者である山崎伊久江は

開発中の弱酸性溶液をパーマ液として使う

ことを目標に、従業員や知人、友人、親類、といった人たちをモニターにして

連日連夜実験を繰り返していました。

そして弱酸性溶液でトリートメント(ヘアエステ)をした後の廃液に溶け出している

皮下脂肪の汚れものに

注目したのです。

ここでちょっとトレートメント(ヘアエステ)という言葉について説明しておきましょう。

「トリートメント(ヘアエステ)」というと

皆さんは先発の際につける市販のトリートメント剤を思い浮かべると思います。

実際、私たちの美容室に来て「トリートメントをください」とおしゃるお客様もいました。

しかし、弱酸性美容でいう「トリートメント(ヘアエステ)とは

山崎伊久江が開発した弱酸性溶液(=弱酸性パーマ液)を使用し

独自の技術で頭皮マッサージをすることをいいます。

これによって毛穴に詰まった老廃物を出し、毛穴の大掃除をする

弱酸性美容の基本ともいえるものです。

トリートメント(ヘアエステ)によって溶け出した

頭皮の下の老廃物にはどんな成分が含まれているのだろうか。

これを専門の研究機関に委託して分析してもらうと莫大な費用がかかります。

また自分たちでやろうにも美容師では

医学の分野に立ち入ることはできず、医学的立証もできません。

しかし長期にわたって弱酸性パーマ液の開発を続けてきた結果

膨大な実験だー他が集まっていました。これらをさらに詳細に検討した結果

ある確信に至ったのです。

それは「毛穴は呼吸しており

体内の老廃物を出してくれる

「「出口」」としてのすばらしい働きがある」そして「この老廃物を毛穴から排泄するにはある」

限られた範囲の弱酸性に調節された溶液を使ったときに

もっともスムーズに行われる」というものでした。

私たちの体には、生まれつき生理機能として

体の中の不要になった物質や有害な物質を自然に体外に排泄する働きがあります。

吐く息すなわち炭酸ガスや便、尿、、汗などです。

しかし体内にはこれら目に見える老廃物とすると、これらの老廃物は

体内をぐるぐるめぐりながら最後は皮膚の表面へ移っていくのです。

あとでまた触れますが

私たち人間の体が健康な状態のときは弱アルカリ性であり

血液のphペーハー(ph)h7.4です。

そして皮膚の表面に近づくにつれ、7.4, 7,2, 7.0, 6.8, 6.5,というようにペーハーが

低くなって酸性に変わっていき

皮膚の表面のペーハーは5.0となります。

老廃物がアルカリ性の体の側から、序々に酸性側へ移行していることについて

弱酸性美容理論ではペーハーの差による生理作用とみています。

しかし老廃物がこのようにペーハー値の高い体内から

ペーハー値の低い皮膚表面の毛穴に集まってくるという現象は

まだ医学的に証明される段階に至っていません。

ただ弱酸性の効果を確認した山崎伊久江や、毎日弱酸性美容にたずさわり

実際に老廃物が出ていることを目の当たり にしている

私たち美容師の結論からいうとこれは事実だと確信せざるを得ません。

早く医学会がこの分野の研究に取り組み、実証してくれることを願っています。

(2008年秋号美髪通信には田澤賢治先生が証明した。)

美髪通信参照<頭皮の表面に皮膚の5.0より

もさらに低い弱酸性の溶液によって

ペーハーの差を作り、トリートメント(ヘアエステ)を施すと

毛穴から老廃物が排泄されます。この老廃物を分析してみると

どうやら皮脂が古くなった角質(フケ)だけでなく

その人の体調や生活習慣などによって色や臭い濃度の異なる「何か」が出ているらしい

と山崎伊久江は直感しました。そしてこの直感は思いがけなくもある公害事件で証明されたのです。

体外に絶対出ないといわれていた有害物質

* 大外には絶対出ないといわれた有害物質
1968年、カネミ油症事件が起こりました。

「カネミ油症事件」とは、食用油の製造工程でPCBという塩素系の毒物が油に混入し

それを食べた多くの人々に深刻な皮膚障害

内臓障害を引き起こした事件です。当時は大変な社会問題になりました。

「カネミ油症で知られるPCBという塩素系の毒性物質は

いったん体内に取り込まれたらそのまま蓄積し、2度体外に排出されることはない。

また親の胎盤を通して胎児にPCBが作用した場合

さらに濃縮されて毒性が強くなる恐ろしい物質である。

「体内に取り込まれたPCBについて、いまは何の解決法もない。

けれども、もし排泄されるとすれば、それは毛穴を通して行われるしかないだろう」

えっ何ですって、毛穴ですって?

ある朝、偶然テレビを見ていた九州の美容師さんから電話を受けて

山崎伊久江は飛び上がらんばかりに驚きました。早速テレビ局へ問い合わせ

その日のうちに福岡へ飛びました。そしてこのレポートを発表したお医者様にお会いしたのです。

その方法は北九州市民公害研究所の梅田玄勝所長で、患者さんの体から

PCBという毒性を排泄させる治療法を研究していました。この梅田所長に山崎伊久江は

「長年研究してきた弱酸性パーマ液なら体内の老廃物を毛穴から出すことができる

だからPCBも排泄できるかもしれない、ぜひ協力させてほしい」

と訴えたのです。しかし医学の専門化からみれば美容師はまったく門外漢です。

いくら頼んでも最初はなかなか受け入れてもらえませんでした。

しかし山崎伊久江には自分がこれまで研究し

製品化した弱酸性パーマ液の効果を

油症の患者さんたちになんとしても試してみたいという思いが強くあったのです。

公害事件といえば、カネミ油症以外にもチッソ工場が水銀を垂れ流し

多くの人たちが被害を受けた水俣病がよく知られています。また身の回りの

いろいろなものに含まれる環境ホルモンが問題になっています。

これらの科学物質が恐ろしいのは

便、尿、汗など通常の生理作用では体外に排出できないことです。

この有害物質は子から孫へと伝えられていくうちに

凝縮されてどんどん濃くなっていきます。いま魚や貝に異常が出ていますが、そのうち哺乳類へ、そし
て人間へと影響がないとは誰にも言えません。

弱酸性パーマ液なら頭皮の毛穴から毒性物質を体外に排泄できる

山崎伊久江には確信がありました。

「わたしは医者ではありません。

けれど私の開発したパーマ液を使えばPCBは毛穴から出せるはずなんです。

いいえ、かならず出してみせます。!どうか、その効果を試させてください」

その後福岡、佐賀、大分、山口、愛媛、の山崎伊久江美容研究所の会員の美容師に

協力してもらい週1回の弱酸性パーマ液によるトリートメント施術が開始されました。

1975年のことです。

20人の患者さんがモニターになりました。

このトリートメント施術とは、患者さんの頭皮に弱酸性パーマ液を循環され

溶液を流しながら頭皮をマッサージし、毛穴からPCBを出すというものです。

お金は全部持ち出しで美容師は全員ボランティア

この熱意が梅田先生や医師の方たちを動かし、6年間にわたって

共同研究に取り組むことになったのです。

この結果は当時の新聞でも大きく取り上げられました。


2008年12月03日

弱酸性トリートメント(ヘアエステ)でPCBが出た

* 弱酸性トリートメント(ヘアエステ)でPCBが出た!

(昭和55年7月27日 朝日新聞)

「「油症に効くヘアローション 科学者会議で発表」」

東京の美容研究家山崎伊久江さんが

26日大阪北区内で始まった日本科学者会議

環境科学総合研究所主催PCB問題シンポジウムで「パーマをかけ

る歳に使うヘアローションがカネミ油症患者の体内に残っている

PCBを排泄させるのに有効だ」と発表した。

北九州市の医師たちも効果を確認しており

発生から12年たったいまも油症の根治治療が見つからないなかで話題を呼んでいる。

山崎さんは北九州市民公害研究所(梅田玄勝所長)と連絡を取り

50年秋から2年近くかけて油症患者2人(平均43歳)に試した。

1人につき週1回ずつ計5回、頭や足にすり込み

皮膚から洗い落とした廃液を分析した。この結果例外なしにPCBが検出され

1人あたり数値は四百七十六=二十七マイクログラム。

とくに女性(15人)の平均値は二百十三マイクログラムと高かった。

企画のたま健康人にも同時に試してみたが検出されたPCBは数値が出ないほど微量。

また、油症患者の一部にローションのかわりに蒸留水を使ってみたが

PCBは検出されず、ローションの効果が裏打ちされた。副作用もなかった。

なぜ効くかはよくわからないが

このローションが人の皮膚と同じような

弱酸性で皮膚の新陳代謝を理想的な形で促すためと見られている。

健康人の体内にもPCBはあるが、油症患者だけ効くのは

油症患者の毛孔症状が逆にローションの効果的な作用を引きだしているのではないか

という。PCBの体外排泄経路には

①皮膚②呼吸器③腸の三通りがある。

梅田所長は「単純に比較できない面もあるが、この方法だと少なくとも呼吸器を通るより

かなり多いPCBが排泄されると思う。」と有望視している。また

山崎さん「美容はもともと食事と切り離せないので

PCB排泄の効果をさらに上げる食事治療法なども合わせて研究したい」と話している。

朝日の他、読売新聞にも報道され、当時大きな反響を呼びました。

現代医学ではカネミ油症患者に対する決定的な治療法が見つかっていないからです。

その後4年間、医師チームと美容師の共同研究が続けられました。

そして体験を通して私たちは、毛穴には知られていないすごい働きがあるのだ

とますます確信を深めるようになったのです。

「人の皮膚は弱酸性です。

弱酸性のパーマ液のペーハー値は皮膚に作用するのに理想的な値で

新陳代謝を促すのに効果的なにです。

施術する回数が増えると排泄されるPCBの量も増える傾向が見られました。

PCBが皮脂腺に集まってくることを考えれば、これは治療法として期待の持てるものです。」

梅田先生はシンポジウムでこのように語り「医学の立場から見ても

この方法には非常に夢を感じます」と激励してくださいました。

この後、この排出実験に取り組まれた梅田先生が亡くなられたのは

大変残年ですたが、「弱酸性パーマ液による排出のデータ」は油症治療に応用できるかもしれない

という大きな可能性が残されたのです。

しかしこの事実は医学や専門家の方々にも

一石を投じることになりました。

毛穴から何が排泄されているか実験でわかった弱酸性効果

* 毛穴から何が排出されているか___実験でわかった弱酸性効果

2000年春からスタートした

宮崎県看護大学での弱酸性パーマ廃液の分析に

関する実験は、今から20年以上も前のこの新聞記事がきっかけになりました。

当時千葉大学看護学部で看護学を教えていた

薄井担子先生(現在は宮崎県立看護大学学長)は

当時を振り返って、次のように語っています。

「カネミ油症の患者さんの体内から毒性のつよい

PCBを髪の毛の毛穴を通して排泄させることに成功した美容師として

山崎伊久江先生のことが新聞で報道され

非常に関心をもちました。

皮膚(頭皮)の毛穴からPCBのような有害物質が排泄されるということは

看護の専門的立場からいって、とても重要な内容です。

白山の美容室に山崎先生を訪ねしたのはそれからずっとあと


平成元年3月4日でしたが、専門的ば質問をさせていただき

実際に弱酸性トリートメント(ヘアエステ)も体験して非常に快適でした。

原理がわかると、これは健康を維持する上でたいへん価値があると納得できました。」

薄井先生は1997年宮崎県看護大学の学長に就任

宮崎県学術振興財団の研究助成事業に

千葉大学時代の同僚たちとの共同研究として

「皮膚の排出機能を促進する清潔ケアに関する基礎研究」を申請

採択されて2000年春からトリートメント(ヘアエステ)の廃液分析に取り組まれています。

これはPCB排出させたのと同じ弱酸性パーマ液が

頭皮の毛穴を通してどのような老廃物を排出させているか

それを調べ実証するための基礎研究です。

この実験では

薄井先生をはじめ宮崎県立看護大学の先生を中心に

千葉大学看護部、沖縄県立看護大学の先生も加わって

維持して長期間のデータをとって実証することになりました。

私たちもその成果を大いに期待したいと思います。

薄井先生は、体外排出は困難といわれたPCBを

トリートメント(ヘアエステ)で出すことができた

弱酸性パーマ液への関心を、専門家としての立場から

2000年7月に開催された日本弱酸性美容協会主催へのシンポジウムで述べています。

「健康の維持、促進にもっとも重要なのは食生活ですが、細胞レベルで重要なのは

「「摂取・自己化・排出」」という細胞の作り替えサイクルが順調にうまくいっていることです。

いらない物質、古い細胞は壊されてどんどん排出する・・・


この観点から、弱酸性トリートメント(ヘアエステ)によって、」

体内にたまる有害ミネラル類などの排出も期待できるのではないでしょか」

厳密なデータが出せるにはなだ先になることですが

シンポジウムで発表されたその一部を

先生の了解を得て、掲載させていただきます。

(図表は2000年7月3日に開催された「日本弱酸性美容協会シンポジウム」のスライドから)

「廃液の分析結果は

尿の成分に非常に近いことがわかりました。

そこでその内容をより詳しくみるためにアミノ酸分析をしてみました。

アミノ酸とたんぱく質が分析されて出てくるもののことです。

Ph4.5~4.7の弱酸性に調整された還元剤で頭皮を洗浄し

しっからと毛根の中にしみ込ませると

グラフにあるように、タウリン、セリン、エタノール、などアミノ酸が排出されてきます。

細胞の作り替えモデルでいうと

いらないもの、古いものがどんどん外へ排泄促進されている

というイメージでお考えください。

分析は始まったばかりで詳しいデータは

今後に待たなければなりませんが

これからも、食事と排泄促進を通して患者さんたちの

健康を応援していくナースの立場で、この分析を続けていきたいと思います。」

今回のデータはあくまで中間報告ですが

大変興味深いものです。

では弱酸性液でトリートメント(ヘアエステ)をすると

どんな物質が毛穴から出てくるのでしょうか。

地肌の皮脂やフケなど

目に見える汚れをシャンプーでしっかり取り除いた後に出てくるのが老廃物です。

薄井先生の実際、分析の結果

タウリン、セリン、グリシン、エタノールアミンなどのアミノ酸が出ていることがわかりました。

これ以外に有害ミネラル類が出ているかもしれないということですが

これはまだ受験段階の仮説です。

アミノ酸とはたんぱく質が分解されて出てくるもの

つまり新しく細胞が作られていらなくなった古い細胞のカス、老廃物と考えられます。

シャンプーをして汚れを取り除いた毛穴から

このような細胞レベルの老廃物が排出されたということは

弱酸性パーマ液によって新陳代謝がうながされたことが証明されたと言えるのではないでしょうか。

さらにもっと細かく実験結果をみてみると
初めてトリートメント(ヘアエステ)を経験した人は

老廃物が毛穴に詰まっていたため

定期的にトリートメント(ヘアエステ)をしている人より

排出されたアミノ酸の量が多くなっています。

ふだんから定期的にトリートメント(ヘアエステ)をしていれば新陳代謝が活発になり

老廃物はたまることがありません。

また経験の浅い美容師とベテランの美容師を比べると

ベテランの美容師が行ったほうがずっと多く老廃物が出ているのがわかります。

この結果を見て、私たち美容師

はいっそう勉強し

腕を磨かなくてはならないことを痛感させられました。

2008年12月04日

医学でも注目される弱酸性

*医学でも注目される弱酸性

富山医科薬科大学医学部(現・富山大学)の田澤賢次教授も

医者の分野から弱酸性美容理論に強い関心をよせている方の1人です。

田澤先生は外科が専門ですが、大腸がんの患者さんの人工肛門を扱う中で

人工肛門周辺の皮膚がただれやすいのをなんとか改善したいと懸命に模索していました。

この時偶然に山崎伊久江の本と出合い

美容師の説く「弱酸性理論」の発想に惹かれたといいます。

人工肛門のまわりの皮膚はなぜただれやすいかというと

アルカリ成分の消化液がついてしまうからです。

どうすればただれず健康な皮膚を保てるか、それが難題でした。

先生は長年皮膚保護剤の研究に取り組んでいましたが

今から16年前、その素材がph5.0前後の弱酸性であれば皮膚を傷めず

きれいなままであることがわかったのです。

これはカラヤガムというインド産のゴム木から取れる多糖類で

昔は入れ歯装着剤に使われていました。

人工肛門は小腸につけると消化の強い消化液がそのまま出てくるので

終焉の皮膚はひどくただれた状態になってしまいます。

ところが、このカラヤガムを皮膚保護剤として使用すると

消化液はガムに吸収され水のように無害になってしまうのです。

カラヤガムはなぜ皮膚にいいのか。実験してみると

消化液の中にカラヤガムを少しずつ加えていくにつれ

消化液のペーハー値がスーっと酸性側に下がっていきます。

3~4%でph4.5にまで下がりました。

消化液が最も高い活性を示すペーハー値は7.4ですが

これが皮膚表面でカラヤガムに吸収されるとph4.5に変化します。

つまり消化能力がゼロ近くなり、水のようにまったく皮膚に無害になることがわかったのです。

「ph4.5__皮膚にいい、表皮をまもるというのは

弱酸性のこのペーハー値が決めてだったのか!カラヤガムに夢中になっていた当時

今から15.16年前のことですが

私は偶然にも山崎伊久江さんの本「「ヘアケア常識はウソだった」」(青春出版)に出会い

弱酸性美容理論を知ることになります。」

消化液でただれる皮膚を保護するスキンケアの方法はないだろうか。

田澤先生はがん専門の外科でありながら

美容界まで視野に入れて探していたといいます。

本のサブタイトルにあった弱酸性という文字に引かれて

出発待ちの成田空港の売店でこの本を買い求め飛行機の中で早速読み始めました。

「驚いてしまいました。「「皮膚の生理的中性点は5.0前後である」」

と書かれているのですから。これは化学者にはできないソフトな発想です。

皮膚科の医者も知らない新知識を仕入れて、ああ、なるほど、

皮膚の生理的中性点であるph5.0前後から0.5酸性側だとバイキンがつかないということか!

それまでの疑問点が次々に解決していきました。

私はアメリカに出発前、新潟大学の外科に在籍していた頃

すでにph4.5であるカラヤガムには大腸菌やブドウ球菌などの腐敗菌を抑える

働きがあることを確かめていたので、本に書かれていることは非常によく理解できました。

Ph4.5のカラヤガムの皮膚親和性と静菌作用を踏まえて

その後私は人口肛門の皮膚保護剤についての理論を構築することができたのです。

山崎伊久江さんの本との出合いが

このように重大な研究成果に結びついたのです。

山崎さんが皮膚の専門家が指摘する以前に

美容師として皮膚の生理的中性点をph5.0前後と着眼し

それよりやや賛成側(ph4.5前後)の弱酸性で弱酸性美容法を開発されたことを知り驚いた次第です。」

田澤先生のおっしゃる

「適正ph5.0前後・生理的中性点」というのは山崎伊久江の弱酸性美容理論の到達点です。

これは医学会にもなかった着眼で長い年月をかけてとうやくたどりついた

「毛髪や皮膚にいちばん合う」弱酸性領域の数値です。

田澤先生の研究に大きな影響を与えた弱酸性理論ですが

「毛髪や皮膚にいちばん合う」弱酸性になぜ着目したのか

美容業界では不可能と言われていた弱酸性パーマをどうやって

世界に先駆けて成功させたのか

実はこの開発は苦労の連続だったのです。

2008年12月05日

美容師としての素朴な疑問

3章髪にも肌にもいい弱酸性の驚くべき効果
_______アルカリ性ヘアケアはこんなに怖い
* 美容師として素朴な疑問__パーマ液でなぜ手が荒れるのか

私の母、山崎伊久江は御茶ノ水美容専門学校を卒業し

昭和20年代にすでに第一級の美容師として活躍していました。

しかし、毎日毎日お客様の髪をいじりながら、疑問に悩まされていたのです。

美容師の手はなぜこんなに荒れるのだろう・・・

当時は戦前の電気パーマに代わって

アメリカから最新のコールドパーマが入ってきたばかりでした。

電気パーマというのは写真などで見たことがあるかもしれませんが

髪を巻いたカーラー(ロッド)の一つに電気のコードをつなぎ

熱でウェーブを出すものです。

パーマが終わるまで頭は動かせないし

熱いし、ちょっとしくじると髪はチリチリになるし

おしゃれをしるのも大変でした。ところが新しく入ってきたコールドパーマは

ただパーマ液をつけてカーラー(ロッド)を巻けば簡単に強いウェーブが出ます。

戦争が終わって欧米の流行や文化が女性たちに紹介され

ファッションも新しいものがどんどん入ってきた頃ですから

みなコールドパーマに夢中になりました。

美容師の競ってテクニックを身につけようと一生懸命だったのです。

しかしお客様にパーマをかければかけるほど

美容師の手は荒れ爪は荒れ、指紋はなくなり、顔色もすぐれなくなってきました。

だんだん体調も悪くなり、疲れやすく精気もありません。

そのうち、それが自分一人ではないことに気づいたのです。

これでは美容師はみんな病気になってしまう。それにこんなに手が荒れるということは

お客様の髪の毛も傷んでいくのではないかしら__

そう思うと、このままで美容師を続けていいものかどうか

不安になってしまったといいます。

考えれば、あっという間に普及したコールドパーマですたが

これがどんな化学成分で、どんな性質を持っているかなど誰も知らなかったのです。

パーマ液はツーンとした刺激臭、ひどい手荒れ、パーマ液にかぶれるお客様が出てきたことで

コールドパーマに対する疑問はますます大きくなっていきました。

「不安なのはそれがなぜなのかわからないからだ。

だったらなんとしても知りたい。それには勉強をしなければ!

私はあまりにも知らなすぎる。自分が納得できるまでとにかく勉強してみよう」

そこで早速お店の常連だった奥様のご主人である

東大の病理学の先生を紹介してもらいました。そしてすぐにパーマ液

シャンプー、セットローションなどを研究室に持ち込み成分の分析をしてもらったのです。

この結果、不安は的中しました。

「こんなに強い薬を使っているとは驚いた。美容院で老化現象促進所だな。

うちの家内をきれいにさせとこうと思っておたくにやっているのに

これじゃもうやれませんよ」教授にそう言われて大きなショックを受けたといいます。

いまと違って昔のパーマ液はそれほどひどかったのです。

「女性をきれいにしようと思ってこの仕事に就いたのに

美容院は老化現象促進所だなんて・・・

これじゃ何のために美容師をやっているのかしら」

そんな思いがパーマ液の研究に突き進むきっかけとなりました。

どうせやるなら基礎から勉強してみよう。

それから化学の教科書から専門下書まで、手当たり次第に読んでいき、がむしゃらに勉強したといいます。

決めたとなったら一直線、どうにかして自分の疑問を晴らしたい

その一念だったのです。

2008年12月06日

”髪は生きている”という発見

* “髪は生きている”という発見

「なぜこんなに体に悪いものが世界中に広まり

受け入れられているのだろうか。

もっと体にいい、髪を傷めないパーマ液はないだろうか」

来る日も頭の中はこのことばからです。

いままで読んだことのない化学の本をかたっぱしから読んでも

なかなか納得いく答えはありません。

そんなとき、ふと、化学とはまったく関係ない

農業を営む田畑の情景があざやかによみがえってきたのです。

豊かな土壌に育つイキイキとした農作物、風にそよぐ稲穂。

そのとき突然ある考えが浮かんできました。

「そうだ、髪の毛だって生き物なんだ。

ひょっとしたら農作物と同じことなんかじゃないかしら?」

するとそれまで感じていたいろいろな疑問がスー;つと解けてきたのです。

農作物と同じだったら髪は生き物なんだから

髪が嫌がるようなことをやっちゃいけない

髪が喜ぶことだけやればいいんだ

お百姓さんが一生懸命土を耕し肥料をやり、豊かな土壌を作るからいい作物ができる。

髪も正しい手入れをし、健康な頭皮を作ってやればイキイキした髪の毛が育つのだ・・・と。

弱酸性パーマ液の開発のきっかけは

この「髪は生きている」ということの確認から始まりました。

それから閉店後、自分の髪の毛を抜いてパーマ液に浸し

それを顕微鏡で眺める日々が続きました。

その頃お店は本郷に近かったので

常連のお客様には東大の先生の奥様方がたくさんいらっしゃいます。

そして幸いなことに

奥様方のご主人を通して先生を次々に紹介してもらうことができました。

さらに知りたい一心でしつこく食らいついてゆく熱心さにあきれながらも

先生たちはいろいろ知識を与えてくださったのです。

「髪は生きているのなら、髪にも地肌にもいいパーマ液でパーマをかければいいのだ」

そう気づくのに時間はかかりませんでした。

そして研究を続けるうちに、どうやら髪にいいということは

酸性かアルカリ性かが重要なポイントになることに気づいたのです。

髪の毛を抜いてコールドパーマ液に浸すと

たちまち膨潤という現象が起きます。膨潤というのは

「各細胞の体積が増加して広がっていき、ついには壊れていく現象」をいいます。

これは腐敗の一歩手前の状態で

かして潤いのあるみずみずしい状態をさすのではありません。

ここに新鮮なみかんがあるとします。

皮はつやつやに光り適度な固さもあります。

皮をむくと」ぴっちり実が詰まっていてみずみずしく

いかにもおいしそうです。

しかしこのみかんを水の中に入れて2,3日おくともかんは水を吸ってふくれ

柔らかくなります。

そのままそっとしておけば見て目は形を保っていますが

ちょっと突けばたちまちくずれてパーッと水の中に散ってしまうでしょう。

これが「膨潤」した状態なのです。

同様に、たんぱく質が主成分の髪の毛や皮膚にアルカリ溶液をかけると

たちまち膨潤という現象が起こります。

地肌の一つ一つの細胞が膨潤現象を起こすと

組織はくずれ、毛穴は詰まり

その結果頭皮はたるんで顔にはシワが寄ってしまうのです。

でも皆さんは、「そんなに脅かしたってダメ。

皮膚にアルカリ性の溶液がついたくらい何でもないじゃない?」

というでしょうね。

ではこんな実験をしてみましょう。

卵と髪の毛の実験でわかったこと

* 卵と髪の実験でわかったこと

まず、パーマ液などのアルカリ性の溶液と

小さめ容器それと新鮮な卵の黄身を用意してください。

私たちはコールドパーマ液を使いますが

一般の方は手に入りにくいので

その容器に市販のパーマ液やヘアカラー、ブリーチなどの1剤を入れます。

これはph9前後のアルカリ性です。

また台所漂白剤は強いアルカリで

ペーハーが12くらいありますから、これでも結構です。

クリーム状のものを使う場合は卵の黄身より大きめのスペースに伸ばしてください。

そこに黄身だけをくずさないようそっと入れ

台所用ラップでフタをします。フタをするのは

アルカリ成分はそのまま放っておくと気化して空気中に飛散してしまうためで

卵を使うのは、卵は私たちの皮膚や髪の毛と

たんぱく質の成分がとてもよく似ているという理由からです。

実験開始2,3分すると

ぽこっとまるく弾力があった卵の黄身はみるみる形がくずれ

どろりと流れ出てきます。たんぱく質であるアルカリ溶液に反応し

膨潤し始めたのです。これは腐敗の一歩手前の状態です。

そして液によっては20分ほどで卵黄が黒ずんできました。

いずれにしても、股間が経つうちに卵黄はますますブヨブヨして

やがてまったく形のない液体状へと変化してしまいました。

このブヨブヨした状態がたんぱく質の膨潤なのです。ちなみに、

お酢を入れた酸性液や弱酸性パーマ液ではまったく変化がありませんでした。

卵と違ってこれほど短時間に変化が

あらわれることはありません。

しかし髪の毛もたんぱく質です。

影響がないわけはありません。

では真美の毛でも見てみましょう。

卵の実験と同じアルカリ溶液を用意し、

髪の毛を10数本入れフタをします。

するとまず毛髪の一番外側の部分のキューティクルがふくれ上がって

ブワッと立ち上がった状態になります。これは肉眼では見えませんが

顕微鏡で見るとよくわかります。キューティクルは髪の根元から毛先に向かって

うろこ状にびっしりと重なり合っているのがベストなのですが

膨潤してうろこがはがれてくると、後発は無防備な状態になります。

そしてそのまま20分ほどおくと

毛髪内部の毛髄質や毛皮質も外に溶け出して

少し引っ張るとブツブツと切れ始め

まるで階層のモズクのようになります。

これが髪の毛の膨潤で肉眼でもよくわかります。

台所用漂白剤では10分で髪の毛は解けてしまいました。

一方、ふつうの水に入れや髪の毛や、弱酸性パーマ液

お酢に入れた髪の毛は、卵黄と同様、まったく変化はありません。

このような実験をしてみると

アルカリ性が人間の皮膚や髪の毛など

人体のたんぱく質に作用し膨潤という現象を起こすことがよくわかります。

人間の皮膚にアルカリ性が合わないというなら

酸性とアルカリ性の関係をもっと勉強してみよう。

また髪は生き物だから目に見える部分だけでなく

頭皮の下の

目に見えない部分についても調べなくてはならない。

これからの美容師はヘアスタイルの技術だけでなく化学

薬学のことも知って

健康な髪と素肌を作っていかなければならないのだ。

山崎伊久江は

次なる研究に向かってますます

情熱を燃やしていきました。

2008年12月07日

等電点生理学との運命的出会い

* 「等電点生理学」との運命的な手合い

そんなある日

ふとしたきっかけから東京農業大学の伊東信吾博士を紹介されました。

伊東先生は植物、細胞学の学者ですが

この伊東先生によって「等電点生理学」という学問に初めて出会うことができたのです。

等電点生理学というのは美容の研究のためのものではなく

土壌の改良とか農作物の栽培法など

主に農業に応用される理論です。

しかい「人間も植物も同じ生き物であれば

この理論を応用して人体生理学にかなった美容法を開発できるにではないか」と

考えたところから

弱酸性パーマ液開発は成功の糸口が見つかったのです。

後に弱酸性美容法の理論的支柱になったほど重要な学問でした。

「等電点」という言葉を聴いた事がある人はほとんどいないでしょう。

難しいかもわかりませんが、簡単に説明しておきます。

自分で野菜を作った経験のある方はおわかりでしょうが

土壌、アルカリ性土壌があり

その土壌の酸性度、アルカリ性度は同じくペーハーで表わします。

そしてそれぞれの作物に土壌には生育するための最も適したペーハー値があります。

これを等電点といいます。

作物には酸性の土壌に適した作物、アルカリ性に適した作物があります。

そして稲には稲の、麦には麦の、またほうれん草やかぼちゃにもそれぞれの

細胞組織の生理にそったペーハー値があります。

たとえばほうれん草は、自分がもっているペーハー値(これがほうれん草の等電点です)に

一番適しているペーハー値の土壌のとき

最もイキイキと育つわけです。

つまりほうれん草を元気よく育てるには

最も適正な土壌のペーハー値がわかればいいのです。

それなら髪を育てる頭皮、つまり皮膚のphi(等電点)わかれば

地肌や髪にいいパーマ液のペーハーもわかるのではないだろうか。

それが開発の大きなヒントになりました。

前にも触れたように、酸性、アルカリ性を測るにはペーハー(ph)という単位を使います。

これを水素イオンの濃度指数で0.0~14.0までの数値で表わされます。

数値が大きくなるほどアルカリ性が強くなり、小さいほど酸性が強くなります。

また酸性でもまくアルカリ性でもない中性点を「中性」といいます。

中性点は7.0で水が中性なのはよく知られていますね。

しかしこれはあくまでも物質を対象とした中性点であり

生物を対象にしたものではありません。これを化学的中性点といいます。

化学的中性点を人間の皮膚に当てはめるのは無理があります。

なぜかというと

化学的中性点からいえば弱アルカリでも

人間の皮膚からみればそうではないからです。

これがわかったのは山崎伊久江が自分の毛を使って

繰り返し実験を行なった結果でした。

当時毎晩のようにアルカリ溶液を自分の髪につけて試していたため

脱け毛や切れ毛が多く

30代の女盛りとは思えないくらい

頭が薄くなってしまったといいます。

2008年12月08日

髪や肌にいいペーハーがわかった

* 髪や肌にいいペーハーはがわかった

長い間の実験でわかったのは

人間の皮膚や髪にとっては

ph5.0未満から3.5の範囲のペーハー値を持つ弱酸性溶液が一番いいということです。

山崎伊久江は化学的中性点ph7.0 に対して、このph5.0を生理的中性点

または皮膚の等電点(phi)と名づけました。

人間の皮膚を基準にした生理的中性点、という発想は


これまで化学という物質や、薬物を扱う学問にはない独自の視点でした。

人間に皮膚を中心にして定められた生理的中性点が5.0ならば

それよりも数値が大きければアルカリ性、数値が小さければ酸性となります。

つまり生理的中性点であるph5.0の溶液を頭皮につけたときは

膨潤もしないし収れんもしない、ごく自然な状態を保てるのです。

また肌に適度な張りを持たせてイキイキとした状態を保つには

生理的中性点より酸性側1.5までが最適だということもわかりました。

これはパーマ液をはじめ、シャンプー、化粧水などのすべての美容液にいえることです。

つまりph3.5~5.0未満の数値の範囲が「弱酸性」といえるのです。

同じことはアルカリでもいえます。

皮膚の生理的中性点から1.5アルカリ側、すなわちph5.0から6.5までは無害であり

細胞を破壊することはありません。

ただ弱アルカリ性は非常にバイキンのつきやすい状態になります。

健康な皮膚の状態はph5.0でも

可能したときペーハー値を測ってみるとアルカリ性に変化しています。

ですから卵も腐るとアルカリ性になってしまうのです。これについて

傷の治療の弱酸性効果を研究している

富山医科薬科大学(現富山大学)の田澤賢次先生は、次のように説明しています。

「傷ができると化膿しますが

これは血液が出てきてその部分が中性になるからです。

中性バイキンが住みやすい状態で

皮膚に病気があると皮膚ペーハーはさらに上がってアルカリ性に傾きます。

アルカリ性になると細胞と参謀の間が開いて水分が増え

水浸し状態になります。絆創膏を貼ったままにしておくと、ふやけたようになりますが

ちょうどそんな感じです。それと同時に水分が発散蒸発しやすくなるため

その部分の皮膚は弱くなります。

しかし皮膚の中和能力があり、皆さんが考えている以上に丈夫であるともいえます。

皮膚というのはアルカリ性に対して酸性に働き

強力な酸性に対してはアルカリ側に働きます。

本来の弱酸性になろうとするバランスが働くのです。

ちょうどアルミサッシを錆びから守るように

酸性の膜で覆って微生物から守ってくれています。

弱酸性は自然界の中では、強力な殺菌力で微生物を殺しますから

自然破壊につながる性質を持っています。

しかし人間の皮膚の健康という面から見るととてもよろしいということです。

ただし皮膚の中和能力が効かないぐらいに皮膚表面のバリア機能が破壊されてしまうと

皮膚炎もなかなか治りにくくなります。

では酸性ならいいかというと、すべてそうではありません。

たとえば皮膚につけるとレモンはph2.0の強性です。これを直接顔につけたらどうなるでしょう。

強い酸性を皮膚につけると殺菌・収れん作用が強すぎ

肌に必要な皮脂や保湿分、水分が取られてカサカサになってしまいます。

「レモンは漂白作用があるから色が白くなるよ」というのは大違い

レモンパックはお肌の大敵なのです。

パックをするならヨーグルトは4.2ぐらいの弱酸性ですから

こちらのほうが効果的です。

2008年12月09日

自分の使うシャンプーのペーハーを知っておく

* 自分が使うシャンプーのペーハーを知っておこう

今発売されているほとんどの化粧品、ヘアケア商品は中性か

弱酸性となっています。

顔につける化粧水はほとんどが弱酸性です。

酸性には肌をキュと引き締める「収れん」作用があります。

お風呂上りの肌や、乾燥した肌には弱酸性の化粧水でパッティングすると毛穴が引き締り

気持ちがいいですね。

では頭皮につけるシャンプーはどうでしょうか。

ちなみに市販されている十数種類のシャンプーのペーハー値を調べてみました。

私たち美容師では独自に開発したペーハーメーターというペーハー値を測る機器を使っていますが

一般には紙を浸すと色が変わり、ペーハー値がわかる試験紙も売られています。

気になる方はこれを使って調べてみるといいでしょう。

結果、ほとんどがPH6.0~6.5前後で、弱酸性とうたっているシャンプーは5.5くらいでした。

知人の情勢は美容院で絶対これがいいから

とすすめられたという高級シャンプーが7.7もあったのでショックを受けていました。

値段が高いからといって頭皮にいいものとは限らないのです。

また厳密にいえば皮膚の等電点は5.0ですから6.5は弱酸性とはいえません。

でもこのくらいならアルカリ性側は1.5の範囲内であり

シャンプーは髪につける時間が短いので、あまり問題はないでしょう。

できるだけ弱酸性のものを使ってほしいですが

アルカリ成分を残さないためにもすすぎを徹底的にすることです。

弱酸性美容室で使っているシャンプーはPH4.7です。

髪だけでなく顔や体、全身に使えます。前にも述べたように

本来、顔と頭は地続きなのですから

頭皮を洗うシャンプーは顔のも使えるものでなければならない

というのが私たちの考えです。

問題なのがパーマ液、ヘアカラー、ブリーチです。

これらのほとんどは1剤と2剤がセットになっていますが

1剤の還元剤はPH9~10という強いアルカリです。

卵の実験ではものの数分で膨潤現象が起こり

髪の毛の実験でもちょっと引っ張ると毛がプップッ切れてしまいました。

説明書を見ると、必ず皮膚のパッチテストをして

かぶれないかどうか確かめる、妊娠中は使用をやめるなどの注意書きがあります。

このようなアルカリ溶液を直接髪につければ

程度の差はあってもゴワゴワしたり、途中で切れてしまったり

髪うぃ傷めてしまうのは当然です。しかし健康な人であれば

たまにパーマをかけたとしても、あまり自覚症状がないかもしれません。

自然治癒力のおかげでアルカリを酸性に戻そうというバランスが働くためです。

からども、何度も化粧品やアルカリパーマを繰り返すと、やがてそれが働かなくなります。

同じたんぱく質である頭皮も同じです。

フケが出やすく、かゆくなったり、脱け毛も増えてきます。

やはり私たちの髪や頭皮には

殺菌作用にも優れた効果を持つ「弱酸性」が理想的であり

この天然の弱酸性バリアを維持することが

きれいな髪を保つ最大要因なのです。

2008年12月10日

不可能といわれたパーマへの挑戦

不可能といわれたパーマへの挑戦

「パーマ液を弱酸性にするなんて絶対に無理。

太陽を西から昇らせるのと同じことですよ」

髪の毛の組織を簡単にくずすことができるアルカリ性でなければ

パーマはかからない

それが当時のパーマ業界の定説でした。

髪や皮膚に最適なパーマを作りたい

生理的中性点に着目して実験と研究を続けてきたのですが

化学的な薬剤の調合などとはまったく無縁です。

シャンプやパーマ液を作っている専門家がはっきりそういっているのに

化学にはまるで無知な美容師が

たった一人で弱酸性パーマを開発するのはあまりにも無謀な挑戦でした。

それに仕事を放って研究に没頭するわけにもいきません。

美容室にはたくさんのお客様が来るし

従業員も抱えているのです。

毎日髪を逆立てて無我夢中で毛髪の研究に取り組んでいる山崎伊久江の姿を見て

「美容師はお客様の気に入るヘアスタイルを作ってあげればしれでいいんじゃないの。

あなたはいい腕を持っているのだから、そんな難しい研究はおよしなさい」と

親身に忠告してくれる人もいました。

自身、「なぜ私はこんなに苦しんでいるのだろう。

もうこんな研究はやめてしまおう

美容師は美しいヘアスタイルを作る技術だけに打ち込んでいればいいんだ」と

何十回思ったかしれないといいます。

でも、挫折せずに続かられたのは、

「おまえはお客様の老化現象促進に手を貸す美容師でいいのか」という

美容師としてのプライドでした。

このように弱酸性パーマ液を模索する実験は

失敗と成功を繰り返し、十数年後、やっと完成一歩手前のところまでこぎつけました。

ところが、そんなとき耳を疑うようなニュースが飛び込んできたのです。

それは当時フランスでも弱酸性パーマ液の開発が進んでおり

それが成功しそうだという情報でした。本当なのだろうか。

それではいままで自分がしてきたことが無駄になってしまう・・・・

弱酸性の研究はどこまで進んでいるのだろうか。

製品開発の現状はどうなっているか。いても立ってもいられません。

なにせファックスもインターネットもない時代です。

真相を知るには実際に行って確かめてくるしかありません。

「酸性ではパーマウェーブは不可能だ」という美容界の定説に

挑戦し続けてきた苦難の研究生活が吉と出るか、凶と出るか

矢も盾もたまらず、有り金をかきあつめパリに旅立つたのです。

こうしてパリを本拠地に三ヶ月ほどヨーロッパに滞在し

ドイツやイギリスにも足を運びました。しかし、フランスへ来てみると

日本であれほど心配していたことがまったく杞憂だったとわかったのです。

イギリスでもスイスでも、「なに、日本から来て、いまごろ弱酸性パーマの研究だって?

酸性ではどうしたってパーマはかかりませんよ。

さんざん研究を重ねた末に、酸性では絶対パーマはかからないという結論が出ているんだから」

そりゃ、酸性のパーマがあれば髪は傷まないはずだし、体のためにもいいだろう。

でも、それは無理なんですよ。酸性の薬液では、どうしても髪にウェーブをつけることができない。

気の毒だけど、あきらめたほうがいいでしょう」

それを聞いて、山崎伊久江はがっかりするどころか胸がはずみました。

なぜならこの時点で

弱酸性パーマ液の開発はまだ世界のどこでも成功していない

前人未踏の価値ある仕事だという確認が取れたのですから。

その上、ヨーロッパ滞在中に、弱酸性パーマ液の開発を断念した化学会社から

膨大な量の毛髪に関する資料を手に入れることができました。とりわけラッキーだったのは

十年前に終わったという弱酸性パーマに関する研究の一切をまとめた資料が

ちょうどでたばかりだったことです。

ついに完成した弱酸性パーマ

* ついに完成した弱酸性パーマ

たくさんの収穫を得て帰国してからは

それらの資料をかたっぱしから翻訳してもらってむさぼるように読みました。

資料の中には毛髪に関しての実に詳細なデータや

顕微鏡を使った写真資料もあり

当時の日本ではとても手に入らない貴重なデータだったのです。

こうして弱酸性パーマ液が完成し

1963年、厚生省(当時)の許可がおりました。

このパーマ液がそれまで出回っていたアルカリパーマとは違う弱酸性であることは

当時の美容界だけでなく社会的にも大いに注目されました。

しかし相変わらず、酸性でウェーブが作れるはずがない

髪がよくなる弱酸性効果など信じられないといった、反発も根強くあったのです。

これは実際こんな例もありました。1950年代のフランスでは

酸性パーマは製品開発の途上にありましたが

これがしけん段階で断念されてしまったのです。

パーマ液の大手メーカーA社は当時狙い通りの液が完成したため

三百人の美容師にそのパーマ液でパーマをかけてもらう実験を行ったそうです。

ところが誰一人としてウェーブをつけることができずに

失敗に終わりました。この燦燦たる結果からA社は弱酸性パーマ液の開発を断念し

それ以降、ヨーロッパのメーカーはいっせいに賛成パーマ液の開発を見送ることになったのです。

酸性液ではパーマはかからない、この定説はまさに技術上の問題です。

膨潤させ髪の組織を破壊してからカーラー(ロッド)に巻き上げるアルカリパーマでは

手順にしたがってウェーブが出せましが

酸性の液はそれだかでは緊張力が強いので

従来のロッドの巻きかたではウェーブが出ないのです。

つまり髪を巻き上げるときの指の使い方、巻き上げる角度、張りなどそれぞれの技術があり

それらをマスターしなければウェーブを作れません。

いくら弱酸性パーマがいいと言っても、パーマをかける側である

美容師がなければお客様が満足するヘアスタイルを作ることはできないのです。

長年歳月をかけて研究し

世界で初めて商品化した弱酸性パーマと技術はマスコミでも話題になりましたが

かといってすぐ全国の美容室に広まったわけではありません。

それからは全国の美容師さんに

徹底した技術指導の繰り返しと理論学習を実地しました。

でも、受講者百人が押しかけてきても、いざその美容法を講習すると

残るのはせいぜい2~3人です。「美容師がなぜ化学や生物の勉強までさせられるの?」

と、よほど熱心な美容師以外

ついていけないとあきらめてしまう人が圧倒的に多かったのです。

しかし信念を持って全国を回り、弱酸性の普及に努めた結果

いままで全国各地に多くの弱酸性美容室ができています。

「私ってもともと髪にコシがなくて細いんです。

だからパーマもちょっと強くかけるとかかりずぎるし

かといって弱くかけるととれやすくて、なかなかいい具合に決まらないんです。

でも弱酸性パーマはしっかり強めかけても

ふわっときれいにボリュームが出るのでとても気に入っています。

それに毎月かけても髪がちっとも傷まないからいいわね」

「弱酸性でパーマをかけると、髪が元気になるか

毛根が全体に立ち上がる感じですね」とくに毛の根元一センチぐらいに弾力があるので

自分でスタイリングしやすいんです。

ふんわり、というイメージがピッタリのウェーブだと思います。」

弱酸性パーマは強めにかけても、頻繁にかけても髪が傷まず

それどころか、かければかけるほど髪や頭皮が元気になってくるパーマです。

とくに髪が細い、少ないといった方はアルカリパーマだと負担が大きいのですが

そのような髪も弱酸性パーマをかけることで髪全体に張りコシができ

ブローやセットしやすい髪になるのが特徴です。

2008年12月11日

頭皮から酸素を大量に奪うアルカリパーマ

毛穴の大掃除で根元から髪を変える

* 頭皮から酸素を大量に奪うアルカリパーマ

コールドパーマ液を分析した東大教授に

「こんな強い薬液を使っていると、髪ばかりでまく頭皮も傷めてしまいますよ。

これじゃ家内を美容院にやるのは考えものだ」と言われ

この言葉に打ちのめされた山崎伊久江は、その悔しさをバネに

十年以上の歳月を研究と模索に費やしました。

髪や頭皮を傷めないパーマはないものだろうか。さらに一歩進んで

傷んだ髪を健やかにするパーマ液はないだろうか・・・

この思いをかなえようと夜も昼も研究に明け暮れ

たどりついたのが弱酸性だったのです。

アルカリは強い化学処理によって髪の構造を変化させウェーブを作る

いわば髪にとっては大手術のようなものです。


髪の主成分であるたんぱく質は熱やアルカリに弱いため

パーマをかけるとたんぱく質が溶け出してしまうことがわかっています。

また直後の洗髪時にもかなりのたんぱく質が流失するため

髪はハリ、コシがなくなり、うるおいを失ってしまうのが欠点です。

ではこのアルカリ性コールドパーマと

弱酸性パーマとはどこが違うのでしょうか。

髪の毛はケラチンというたんぱく質でできており

鎖状に結びついていて弾力性があります。この鎖のうち

縦に結びついているケラチンをポリペプチド鎖(主鎖)横につなぐ橋の役目をしているものを

シスチン結合(側鎖)と呼んでいます。

一般にはパーマ液には1剤(還元剤)と2剤(酸化剤)があり

この二種類の溶液を作用させることによってウェーブを作るわけです。


コールドパーマの1剤はアルカリ性溶液で毛髪に還元作用をします。

還元作用とは水素を加えて酸素を奪うことですが、

まずカーラー(ロッド)で巻いた髪にこの1剤の溶液を作用され

横につないでいるシスチン結合を切断してウェーブをつけます。

しかしこのままでは強いアルカリ液によって毛髪は弾力を失い

傷んでしまいます。そこで2剤の酸化剤によって酸素を補給し

アルカリを中和させると、シスチン結合は再び結合され

もとの弾力のある状態に戻るというわけです。

また中和させることのよってウェーブも安定し

洗っても取れない状態になります。

これは市販のパーマ剤でも同じメカニズムです。

つまりパーマは髪の毛のたんぱく質の組織に変化を与えることによって

ウェーブをつけています。そしてアルカリパーマの場合

1剤の還元力、すなわち酸素を奪う力は120%~130%、返す力が50%ぐらいで

2剤の酸素を返す力のほうが格段に弱くなっています。

還元力の120%から酸化力の50%を引くと70%、すなわちアルカリパーマをかけると

結果として酸素が70%も奪われ、酸素不足になってしまうのです。

前にも述べたように私たちは毛穴によって酸素を取り込み

皮膚呼吸をしていますから

これでは細胞の新陳代謝がうまくいくはずがありません。

もし髪の毛から100%酸素が奪われてしまうと

それは髪の毛の死を意味します。


そのため法質では美容美師がカーラー(ロッド)で巻いた髪をときどき見て

ウェーブのかかり具合を見ると同時に

これ以上おいても大丈夫かどうか還元の度合いをチェックしているのです。

市販のパーマ剤でも、必ず時間を守ってください、という注意書きがあるのはそのためです。

それは長時間薬剤をつけているとアルカリによる膨潤作用を起こし

髪が決定的なダメージを受けるからです。

パーマをかけた後フケが出る

かぶれたというのはすべて頭皮の生理作用がバランスをくずしたことが原因なのです。

以前、ストレートパーマが流行ったときのことです。

ストレートパーマは原理は同じですが

髪の毛をまっすぐにするためアクリル板の上に貼り付けて還元

酸化処理を行います。

ところがアクリル板の重みで髪に負担がかかり

ブツブツと切れてしまう事故が多発したことがありました。

現在はアクリル板を使わずクシでとかしてストレートにする方法がとられていますが

これぐらいパーマ液の損傷は大きいのです。

2008年12月12日

パーマの常識を変えた弱酸性

* パーマの常識を変えた弱酸性

これに対して、弱酸性パーマはどう違うのでしょうか。

還元剤である1剤でシスチン結合を切って

ウェーブをかけて固定し、酸化剤である2剤で

シスチン結合を再び結合させるというシステムは

アルカリパーマと同じです。

しかしここで決定的なのは、二つの薬剤のペーハーが

まったく違うということです。1の還元剤は

Ph4.5、2の酸化剤は、(A)(B)と分かれていて

(A)は還元剤よりも酸性側になっており

(B)は(A)よりさらに酸性側になっています。

Ph4.5だと弱酸性パーマの還元力

つまり酸素を奪う力は最高でも85%しかありません。

これはどんなに髪の組織を分断しても

酸素がまったくなくなる状態は起こらないということです。

つまり髪が酸欠で死ぬことはありません。

アルカリパーマが120~130%酸素を奪うのと比べると

その違いがよくわかると思います。

4.5は皮膚の等電点5.0より低いのですから

たとえ一日中髪を還元剤につけておいたとしても何でもないのです。

では弱酸性パーマ液の酸化力はどうでしょうか。

なんとこれが400%以上の酸化力を持っているのです。

ということは最初の還元剤で85%の酸素が奪われたとしても

次の酸化剤で400%以上の酸素が与えられるというわけですから

差し引き300%以上の酸素が毛穴から吸収されることになります。

つまり弱酸性パーマをかけた方は

かける前より毛髪や頭皮にたくさんの酸素をもらって帰ることになるのです。

弱酸性パーマはアルカリパーマのように頭皮から酸素を奪うのではなく

むしろ大量に供給していることがわかるでしょう。

ですから弱酸性パーマをかけた髪はつやとコシがでて

いきいきとした髪によみがえるのです。

また弱酸性パーマはアルカリ性パーマと違い

弱い酸性を帯びた溶液を使っているので

もともと弱酸性である髪や頭皮に親和性があります。

ですから髪を傷めることは絶対にありません。

またもう一つ、弱酸性パーマの大きな特徴として

毛穴を通して皮膚呼吸が活発かするということが上げられます。

毛穴からPCBが排泄された事実は先に述べましたが

弱酸性パーマ液でトリートメント(ヘアエステ)をすると

廃液に泡や濁り、場合によっては色などが観察されることから

頭皮表面の汚れ以外に毛穴から出てくるものがあるのではないか

と日頃から私たちは感じておりました。

毛穴を通して大量の酸素を送り込み

新陳代謝を活発にすることによって、きれいになった毛穴から

いらなくなった物質、有害な物質が表皮に押し出され

老廃物の排泄はいっそう促進されるのではないかと考えたのです。

山崎伊久江はその根拠を次のように推論しました。

私たちの体内の血液のペーハーは7.4の弱アルカリです。

ところがこのペーハーは皮膚の表面にいくにしたがって

7.4から7.2、7.4、7.0、6.8、6.5,、、、、5.0というように数値が小さくなっています。

つまり人間の体内は内部から表面にいくにしたがって

弱アルカリから弱酸性へ移っていっているわけです。

そこで先ほどのパーマ液を思い出してください。

弱酸性パーマの還元剤は4.5、酸化剤の(A)(B)はさらに酸性です。

これを順に並べてみると

体の内部から

7.4→7.2→7.0→6.8→6.5→・・・5.0

(皮膚表面)→4.5(還元剤)→より酸性(酸化剤(A))→さらに酸性(酸化剤(B))というように

弱アルカリから酸性へ

見事に一つの流れを作っています。

たとえば川が多少汚れても

水の中の微生物などが勇気物を分解してきれいにしてくれます。

これを自浄作用といいます。

同じように人間の体にも自浄作用があるのです。

唾液が歯のカスを自然に取って口の中をきれいにしたり

耳の中の老廃物を毛穴や汗腺から排出する自浄作用を持っています。

では、人は体内の血液の弱アルカリから皮膚表面の弱酸性へと送り出すならば

皮膚の表面よりさらに弱酸性の溶液を使った

弱酸性パーマ液やトリートメント(ヘアエステ)は

このペーハーの数値の流れに沿って

もともとある自浄作用をさらに活発にするのではないだろうか。

PCB

のような、体にたまってどこからも排出されなかった物質が毛穴から出てきたということは

弱酸性溶液が毛穴の大掃除をする働きを持っているのではないだろうか。

このように結論を導き出したのです。

しかし前にも触れたように

現在はまだこの推論は医学的には証明されていません。

一般に老廃物は頭とか手足など先端部分にたまりやすいといわれていますが

頭には10万を越える毛穴があります。

この毛穴を大掃除して老廃物を出すことができるなら

他の部分の毛穴から排出すりより何倍も何十倍も効率がいいと言えるでしょう。

2008年12月13日

トリートメントは毛穴の汚れを徹低的に落とす

* トリートメント(ヘアエステ)は毛穴の汚れを徹低的に落とす

「トリートメント」と聞くと多くの人は」

「あら、トリートメントなら洗髪のたびにやってるわ」とおっしゃるかもしれませんが

皆さんがやっているトリートメントは、専門的にはオイルトリートメントといわれるものです。

しかし弱酸性美容でいうトリートメントは、皆さんがふだんやっているトリートメントとはちょっと違います。

トリートメントという言葉には「治療」という意味がありますが

弱酸性のトリートメントはまさに傷んだ髪をよみがえらせるのが目的なのです。

また美容室ではヘアエステともいっています。

弱酸性美容のトリートメント(ヘアエステ)とは、プロによる徹低的な大掃除と思ってください。

これは多量のトリートメントローション(弱酸性パーマ液と同じものです)を循環させ

髪に掛け流しながら頭皮を独自の技術でマッサージするものです。

皮膚と同じ弱酸性溶液を使う高度で専門的なケアなので、毛穴をきれいにするのと同時に

弱酸性の効果で髪にも生気が戻り

本来のみずみずしさを取り戻します。

シャンプーでいくら洗っても髪についたほこりや油、頭皮の表面の汗や皮脂の汚れしか落とせません。

また洗いすぎると必要な皮脂までも洗い落としてしまい、かえって乾燥してフケのもとにもなります。

ではシャンプーで落ちない頑固な汚れというのは何でしょうか。

それは毛穴にこびりついた角質です。毛穴から絶えず分泌される皮脂は

古くなると固まってか穴をふさいでしまいます。

これがフケです。指でがりがりかいても、気持ちいいかもしれませんが毛穴に詰まったフケは取れないのです。

弱酸性溶液で長時間マッサージすると

毛穴の詰まりが掃除され、駅が濁ってきたり、変な臭いがしたりと

通常の洗髪ではありえないような体験がいっぱいあります。

ある日、女性の方で何回目かのトリートメントをしていたときのことでした。

最初は透明だった液がマッサージをしていくうちに、だんだん白くなってきたのです。

不思議なこともあるものだと思ってたずねたところ

その十年以上も前、ずっと製粉工場に勤めていたというのです。

そのころ自然に毛穴から入った粉が、十数年たったいま

定期的な毛穴の大掃除のおかげで排出されたのでした。

毛穴から老廃物が出てくるというのは

毎日の仕事の中で確信していましたが

このような例を見るとますます毛穴の不思議さを感じてしまいます。

マイクロスコープで見ると

トリートメント(ヘアエステ)前の毛穴には古い角質がこびりついていたのが

施術後はスッキリときれいに落ちているのがよくわかります。

しかし弱酸性溶液ですから必要な皮脂までは取りません。

このように一つ一つの毛穴が根元までくっきりと見えてきれいな状態であることが

健康な髪の大前提なのです。

「トリートメント(ヘアエステ)をしたらスッキリして頭が軽くなったみたい。

シャンプーで取れない汚れが取れるのって聞いたけど、実感しました。

おまけにそれまで傷んでゴワゴワだった髪もクシ通りがよくなってしっとりした感じ。本当にうれしい!」

お友達の紹介で初めていらした若いお嬢さんの感想です。

弱酸性美容法を受ける方のほとんどは家族や親しい友人の話がきっかけになったといいます。

「トリートメントをしてそのあとマイクロスコープで頭皮を見せてもらったんです。

最初に見たときより毛穴がはっきり見えて

透明になっていました。次の日になっても髪がしっとりして

いつもみたいに乾燥していなかったから、やっぱり弱酸性効果はすごいと思いました」

「くせ毛で悩んでいたんですけど

毎月トリートメント(ヘアエステ)を続けたら髪が扱いやすくなって落ち着きました。

また髪につやがなかったんですが、最初は友達に「髪がきれいになったね」って言われるんですよ。

紹介してもらってよかったです。」

こんなお客様の言葉を聞くと私たちもうれしくなります。

2008年12月14日

毛穴から老廃物がどんどん出てくる

* 毛穴から老廃物がどんどん出てくる

弱酸性トリートメント(ヘアエステ)の手順

まず還元剤を塗布し、ヘアキャップをしてしばらく放置します。

その後酸化剤(A)の溶液を循環させ、髪に流しかけながらていねいにマッサージをします。

このマッサージは単に髪をゴシゴシこするのではなく

溶液の浸透をよくくし毛穴呼吸を促進させるために弱酸性美容法で独自に開発した

リラクゼーションテクニックという技術です。

これが終わると次は同時に酸化剤(B)でマッサージし

十分に酸素補給します。この間役30分ほどです。

パーマと同じ還元剤と酸化剤を使うのは

前に説明したように皮膚の等電点5.0からさらに間側に流れを作り

老廃物が出やすくするためです。

また一人一人髪質が違うように

その人の髪のペーハー値(等電点)も違います。

たとえばAさんの等電点が5.0だとすると

還元剤はそれよりも弱酸性の4.5を使います。

また年を取られている方は5.2くらいと

その人その人に合わせて溶液のペーハーを調整します。

また毛穴から出る老廃物によってもペーハー値は上下します。

酸化剤でマッサージすると老廃物はどんどん流れ出されてくるのですが

その人の体質によって4.0だったペーハーが4.5、5.0とだんだん上がってきたり

逆に3.5、3.0と下がってきたりします。

そこで酸に傾きすぎたらアルカリを

アルカリに傾きすぎたら酸を

というように絶えずペーハーメーターで軌道修正します。

このようにペーハー設定されたトリートメントローションは化粧水と尾根時弱酸性なので

適度な殺菌・収れん作用があり、地肌は清潔に引き締り

髪はしっとりと落ち着いて、しなやかさが持続します。

五十代のNさんはずっとアルカリパーマをかけ続けていました。

それに加え四十代になった頃からシラガが目立つようになったので

美容院へ行くたびにヘアダイもしてもらっていたといいます。

そうしたら、髪はゴワゴワ、パサパサのひどい状態になってしまい

何とかしたいと思っていたとき弱酸性美容のことを聞いたと言っていらっしゃいました。

クシでとかしたところ、Nさんの髪はかなり傷んでいました。

パーマとヘアダイを重ねているうちに、髪が半ば死んでしまったのです。

その上、地肌も茶色っぽくなってきていました。

髪にコシがないと悩んでいるようすでしたが

頭皮の色が変化するのは髪は薄くなる前兆とも言えます。

Nさんは初めてトリートメント(ヘアエステ)をしましたが

危ないところでした、このままパーマ、ヘアダイを続けていたら

取り返しがつかないダメージになってしまうところだったのです。

Nさんはいままでになく気持ちがよかった、と満足して帰りましたが

このような方には月1回、定期的なトリートメント(ヘアエステ)をすすめます。

ひどく傷んでしまった髪は2度と元どおりにはなりません。

しかし、次に生えてくる髪はいきいきとした健康な髪です。

「トリートメント(ヘアエステ)をすると

スポーツの後のように気持ちよく疲れて気分がとてもいいんです。

リラクゼーションというのはこういうスッキリ感をいうのかな。

1度体験するとハマリますね。疲れているときは特に効果があります。

髪はもちろんいい感じで、手触りが柔らかくなりますね。」

確かに他のエステティックなどでも頭や体をマッサージされると

心地よくて眠くなってしまいますが、これは一時的なものです。

弱酸性トリートメントでは、気持ちがよくなる

疲れがちれる、という感想がとても多いのです。

弱酸性美容ではこのマッサージに特別な技術を取り入れています。

木グシや指でていねいにマッサージし

気持ちよくさせる独自の技術をリラクゼーションテクニックと言っていますが

このマッサージによって老廃物をすみやかに毛穴から排出し

毛穴の通りをよくするわけです。

そうすることできれいになった10万個という毛穴から酸素が補給され

新陳代謝が活発になって血液がよくなり、リラックス効果をもたらすと考えられます。

「全身の血液がよくなるか

トリートメント中にぐっすり眠ってしまった」という方が多いのですが

中には疲れがたまったからと

わざわざトリートメントにいらっしゃるお客様もいるほどです。

2008年12月16日

新陳代謝が活発になれば脱毛も止められる

* 新陳代謝が活発になれば脱毛も止められる

美容室には、定期的に弱酸性トリートメント(ヘアエステ)を受けにやってくる男性の方が増えています。

そして男性の髪の悩みと言えば、圧倒的に脱け毛と薄毛です。

シラガやハゲは遺伝的な要素がたぶんにありますが、努力次第で食い止めることが可能です。

でもまったくハゲて毛根もなくなってからでは手遅れです。

植物も根がなくなってしまったら芽は出てこないですから。


自分は遺伝的にハゲそうだからいまのうちに予防しておこう、というのが一番いいのです。

が、人間、危機が迫らないとなかなか本気で取り組まないものです。

せめて脱け毛が多い、かゆみがある、フケが多いといった段階で手を打ってください。

「ここへ来たのは母のすすめなんです。

いままでは大丈夫だけれど将来薄くなるのはいやですから。

いまから予防しておこうと思って」

彼は二十二歳の学生さんです。若いからといって安心はできません。

有名カツラメーカーをたずねる男性の40%は、十代から二十代の若い男性だということです。

欧米人に比べると日本人でハゲている人は少ないそうですが

最近は食事も肉や揚げ物など油っぽい食べ物が好まれていると

ストレスの増大もあって、ますます髪の薄い人が増えそうです。

四十代の会社役員Kさんは、脱け毛がきっかけで来はじめたと言います。

「五年前、脱け毛が増えてきたとき、うちのカミさんに言われて来ました。

美容師の方にレクチャーも受け、弱酸性について非常に納得しています。

月一回来ていますが脱け毛もなくなったし、疲れがとれ

リラックスできるのでやめられないですね。」

六十代の自営業Fさんも長い間来ていただいているお客様です。

「じぁく酸性美容歴15年です。もともと乾燥毛でパサパサしていたんですが

だんだん薄くなってきはじめたとき、友人に教えてもらってトリートメント(ヘアエステ)を知りました。

おかげでカミの量は当時と変わりません。現在、カミの悩みはありませんよ。」と自信を持っています。

また、ある五十代の男性は男ばかりヨ四兄弟の一番下ですが

遺伝的にハゲる家系で父親も祖父もハゲていたそうです。

そのうち三人の兄の頭が順々に薄くなってきたため、いずれは自分もと危機感を持ち

数年前からトリートメント(ヘアエステ)に通いだしました。

いまでは一人だけハゲをまぬがれているところです。

「どの兄ももう僕の年にはとっくにハゲていたんですよ。

ハゲないでいられるのはトリートメント(ヘアエステ)のおかげだと思っています。」

これは定期的なトリートメント(ヘアエステ)によってきれいになった毛穴から酸素を取り込み

毛根の働きを活発にして、長毛が短毛となりぜい毛となっていくのを食い止めているためです。

ですからカミが少なくなってきてもトリートメント(ヘアエステ)をすることによって

それ以上の後退を食い止めることは可能です。

よく、どんなハゲと人でも100%毛が生える薬を発明したらノーベル賞ものだ

などといわれますが、それほどハゲてしまってから毛を生やすのは難しいといえます。

いかに毛髪を失わないでいられるか、それは昔からの永遠の課題でした。

その証拠に育毛剤の新製品は後を絶ちません。

しかしどんなに効果のある育毛剤でも毛穴が詰まっては

十分な効果を上げれないでしょう。

まず弱酸性トリートメント(ヘアエステ)によって毛穴の大掃除をし

新陳代謝を活発にすることがカミの毛を失わないための第一歩なのです。

地肌の新陳代謝のサイクルは約28日周期だといわれています。頭皮をいつもきれいにし

最良の状態にしておくには、この周期に合わせて定期的なトリートメント

(ヘアエステ)をすると効果的です。

健康の人は月に1回、カミにトラブルがある人は週に1度のトリートメント(ヘアエステ)を続けてみてください。

そうすれば頭皮の状態が改善さら

毛穴が開いて髪がイキイキしてくるのがわかります。トラブルが改善された後は

月1回のペースで続ければ十分です。

2008年12月17日

弱酸性パーマとトリートメントは同じ効果がある

* 弱酸性パーマとトレートメント(ヘアエステ)は同じ効果がある

弱酸性美容法では従来のアルカリパーマと区別して

パーマのことをトリートメントウェーブと呼んでいます。

「トリートメントとパーマが同じってどういうことですか?」と

初めてのお客様にはよく聞かれます。

そしてこれはとても大事な質問です。

トリートメントはトリートメントローションで頭皮をマッサージし

徹低的に毛穴の大掃除を行います。

そしてパーマの場合もカーラー(ロッド)を髪に巻いてトリートメントを行います。

おわかりでしょうか。

つまり、弱酸性パーマ液とトリートメント(ヘアエステ)に使うローションは同じものなのです。

そのため髪と頭皮への弱酸性効果はパーマをかけても

トリートメントをしても

どちらからも同じように得られるわけです。

これが弱酸性パーマの画期的な特徴といえます。

パーマの場合はカーラー(ロッド)で巻き上げ

毛穴が開いたところにトリートメントローションを頭全体に流します。

すると、毛穴から酸素が送り込まれ

トリートメントと同じような効果が発揮されます。

いつも来てくださっている二十五歳のMさんは十代の頃から皮膚が弱く

シャンプーの度に地肌が赤くなり

かゆくてフケもいっこうに止まらなかったそうです。

その上くせ毛で、髪のまとまりが悪く困っていました。

半ばいきらめていたのですが

あるとき弱酸性美容があることを本で知って美容室に電話をかけてきたのです。

はじめはトリートメント(ヘアエステ)と同じ液でパーマもかけられることを聞いてぎっくりしていましたが

最初にパーマをかけたとき「あっこのパーマはいままでと違うな」と感じたといいます。

弱酸性パーマはアルカリパーマと違って鼻にツーンとくる刺激臭がありません。

ピリピリと頭皮に滲みる不快感もありません。

パーマをかけること自体が気持ちよく、髪もしっかしてその上肌もきれいになります。

Mさんはあの頃のかゆみやフケもすっかりよくなり

最近は健康についていろいろ考えるようになったといいます。

髪の健康は体の健康とも切り離せないと思ったからだそうです。

また七十二歳のご婦人は、髪が多いのが自慢で

二十年以上も前から高級美容院で定期的にヘアケアをしてきました。

ところが最近年のせいか脱毛が止まらなくなり

前髪が薄くなってきたのです。

すすめられるままにいろいろな製品を試してみましたが

いっこうに改善の兆しが見えません。

このままじゃハゲてしまうのかと心配していたところ

知り合いに弱酸性をすすめられたと言ってきました。

はじめは正直いって半信半疑だったそうですが

ヘアダイをやめて弱酸性パーマに変えたら

五年目の現在、スケスケだった前髪のあたりもどんどん毛が増えてきました。

さらに一年くらい前から黒い毛が混じり出したので

「いまさら若くなってもねぇ」などと言いながらも喜んでおられます。

コールドパーマをかけている方で毛染めもしていると

髪の傷みはさらに激しくなります。

もともとが黒い日本人の髪の色を抜くというのは

かなり強い薬を使わないと脱色できません。

五十二歳の女性は六年前からずっと市販の染毛剤を使ってカラーリングを繰り返ししていました。

さらに二ヶ月に1回は美容室でパーマをかけていたといいます。

初めて美容室に来たときは髪が細く

切れ毛もあり、パサパサして相当傷んでいました。

弱酸性パーマは髪が傷みすぎているとウェーブがきれいにつきません。

ウェーブを出すにはまず健康な髪に戻すところから始めなければならないのです。

この方には三週間に一度トリートメント(ヘアエステ)に通ってもらい

もう大丈夫となったところでパーマと毛染めを行いました。

通常、アルカリ性のパーマと毛染めは一週間ぐらい間をおいて行わなければなりません。

が、弱酸性美容ではパーマと毛染めを同時にすることができます。この方は

「髪を健康にしないとパーマがかからないなんて

それだけ聞いてもいいパーマなのだとわかりました。

パーマと毛染めを同時にでき、しかもトリートメント効果があるなんて。

もっと早く知っていればよかった

といまは思っています」と話してくれました。

ベル・ジュバンスなパーマは

パーマをかけながら

1・敏感肌の方でも安心してかけられます。

2・脱け毛、かゆみ、フケ頭皮を改善しながらパーマがかけられる。

3・デトックスしながらパーマをかけられる。

4・エステ効果がある

5・傷んだ髪を元気にしながらかけられます。

などパーマをかけながらこんな効果があります。

一石五丁です。

2008年12月18日

自然な色に染めるなら弱酸性カラーリングがいい

* 自然な色に染めるなら弱酸性カラーリング

いま街には茶髪や黄色、赤や緑紫など色とりどりの髪色があふれています。

若い人は背も高くスタイルもいいにで

後ろから見ると外国人かと錯覚してしまうほどです。

以前は毛染めといえばシラガを染める目的がほとんどでしたが

最近は年配の方も明るい色に染めておしゃれをたのしんでいます。

髪を染めるという行為は歴史が古く

すでに古代エジプトではヘンナという植物を乾燥させ

粉末にした染料で髪を染めていました。またローマ時代でも

女性たちはブロンドに憧れ、髪を金色にすべく苦心していたとのことです。

おしゃれをしたいというのは人間の本能のようですから

私も髪を染めることに反対ではないのですが

染料が髪に及ぼす影響を考えると首を傾げてしまいます。

1章でも説明したように、染毛剤には半永久染毛剤、一時的染毛剤とありますが

ほとんどが永久染毛剤で

中でも広く使われている酸化染料を用いたアルカリ性酸化染毛剤です。

この酸化染毛剤は髪の毛のメラニン色素を脱色し

色素を浸透させ、それを定着させて別の色に変えるというメカニズムです。

永久染毛剤は色持ちがよく、どんな色にも染まる

のが特徴です。しかし、かなり強い化学成分が含まれているので

個人差はありますが

アレルギー反応による皮膚のかぶれ、かゆみ、アトピー性皮膚炎の悪化というような

症状が出るのが欠点です。

髪の毛をアルカリ性の染毛剤で染めるとどんな感じになってしまうでしょうか。

金髪や茶髪にしている人の髪をよく見てください。

つやつやな髪の人はごく少数と言っていいくらいです。

中にはつやどころか

枯れたススキのようにバサバサと白っぽくひどい状態になっている髪もあります。

黒い髪を脱色して染めるということは

それだけに髪に負担がかかっています。

若くて新陳代謝が活発なときや、まだもめ始めであったら

自然治癒力があるのであまり傷んでいると感じないかもしれません。

しかしヘアカラーの回数が多いほど、髪の傷みが早い、というのは常識になっています。

一年、二年、三年と続けていくほど確実に枝毛や切れ毛が増え

やがて脱毛の原因になることを知っておいたほうがいいでしょう。

これに対して弱酸性美容のカラーリングは

髪を傷めないために穏やかな酸性カラーを使用しています。

分類でいえば化粧水やファンデーションと同じ「化粧品分類」の毛染め剤です。

これは弱酸性の酸性色素で、アルカリ系の染毛剤とは違い

色素を髪の内部まで浸透させません。

弱酸性溶液によって+(プラス)電気を帯びた髪に、色素の-(マイナス)電気を結合させ

髪の表面に吸着、吸収させる方法をとっています。

アルカリ性染毛剤がどんな色でも出せるのに対して

酸性カラーでは金色やオレンジ、赤などの原色に染めることはできません。

脱色をしないため、どんな色にもというわけにはいかないからです。

しかし自分のもとの髪の色に色素が加わるので

黒や茶系のダークな髪が

赤系、ピンク系、オレンジ系などを重ねることによって明るさを出すことができます。

ですから、あまり派手な色にしたくないという方にはピッタリでしょう。

「染が穏やかだと聞いたので

アルカリ毛染めのようにはっきりと色が出ないのかと思っていました。

でも染めてみたら思った以上にきれいなブラウンに仕上がって大満足。

光にあたると混ぜてある赤が透けるように発色して見えるところが気に入っています。

弱酸性のカラーリングのよさは

自然な色と自然なウェーブかしら」「長い髪を毎回弱酸性カラーで染めています。

派手な明るさは好みではないので

自分のもとも色が少し明るくできる程度に染めています。

何よりいいのは髪が傷めないこと、これが一番ですね」

とすっかり気に入ってくださっています。


2008年12月19日

弱酸性なら何回染めても髪が傷まない

*弱酸性なら何回染めても髪が傷まない

反対にシラガがある場合「ナチュラルブリーチ」といって

自然なままで髪の色が抜けているわけですから

かえってきれいなカラーリング効果を楽しめます。

シラガの割合が多ければ多いほど、染毛料の色そのままに発色するため

明るい色で染めたいときなどとてもきれいに染まります。

もう三十年も美容室に来てくださる七十代のご婦人は

混じり気のない純度100%の白髪をいつも上品なパステルカラーに染めています。

「今日はパープルに染めてはいかがでしょう」などと

服装に合わせたアドバイスをさせていただくのも楽しみですが

もとの髪が真っ白なので、どんな色でもそのままきれいに発色します。

また白髪は何もしないでそのままきれいに発色します。

また白髪は何もしないでおくと、空気中の汚れが吸着し黄ばんでくることがあります。

そんなときは定期的に弱酸性トリートメント(ヘアエステ)をすると

いつまでも純白の美しい髪を維持することができます。

歌手、俳優、脚本家や演出家と多彩な美輪明宏さんと弱酸性美容とは

もう二十年来のお付き合いになります。

当時、大病して髪の状態がよくなかったとき

髪がよくなるパーマがあるとファンの方がすすめてくれたのがきっかけで

弱酸性パーマやトリートメント(ヘアエステ)、髪染めと

いままでは月二回のペースで通ってくださっています。

「私、ここ三年ぐらい髪はイエローに染めています。

この色がどんな衣装にも一番合うことがわかったのね。

それまではありとあらゆる色、レインボーカラーに染めました。

それに日本で一番初めに紫に染めたのは私なんですよ。

でもね、それはスプレー式に外側から吹き付ける染料だったんだけど

これがひどいことになっちゃてね、大変でした。よほど強い薬品だったのでしょう。

頭全体が溶岩のように晴れ上がって、かぶれて

薬品も技術もまだまだひどいものだったのね。

いまは毛染めも弱酸性でやってもらっています。

大病してその治療に抗生物質を使っていたら

もとの髪の色が抜けてしまったの。

それからはどんな色でもそのままの色に染めているので

いろいろな色を試してきました。

長年やってもらっていますけど傷まないわね。

ヨーロッパやアメリカで美容室に行くたびよく言われますよ。

こんなに明るい色に染めているのに、髪が傷んでいないのはなぜかって。

染めていためている人は外国にも多いですものね。」

アルカリ性毛染めでは、金髪や明るい茶色、赤や緑などに染める場合

さらにブリーチをして色を抜きます。

ヘアカラーはアルカリ性でオキシドールを主成分としていますが

ヘアカラーよりさらに髪の傷みが激しいため

繰り返しするのはよくありません。

傷んだ髪は染まりが悪い

* 傷んだ髪はなぜ染まりが悪いか

「弱酸性の毛染めははへアダイに比べてしっかり染まらないし

色落ちが早いからちょっとね」というお客様がいらっしゃいます。

これは弱酸性の毛染めに限界があるのではなく

染まりにくかった人の髪がすでにダメージヘアであることと関係があります。

弱酸性カラーは髪の生きたままのたんぱく質に作用するので

傷んだ髪ではたんぱく質に染毛料が吸収されにくく

一般的に染まってもすぐ色落ちしてしまいます。

そのため弱酸性のカラーリングをする場合は

トリートメント(ヘアエステ)か弱酸性パーマで

二~三ヶ月かけて髪を健康な状態に整えてから染めなければなりません。

また弱酸性カラーはアルカリ染毛剤のように

髪をいったん脱色してから染毛料を内部に浸透させるのではなく

色素の吸着、吸収が髪の表面にとどまります。

そのため、シャンプーのたびに多少の色落ちがあり

染めた色の持続期間は約一ヶ月半ぐらいです。

ただシラガを染めたときなど

アルカリ染毛剤の場合は染めた部分と新しく生えてきたシラガの部分がくっくりと目立ちますが

弱酸性カラーの場合は全体的にゆるやかに色落ちするため

シラガとの差が目立たないという利点があります。

また定期的にカラーリングをしていると

色素が序所に髪に沈着し

色持ちもよくなります。またシャンプーのしかたでも色落ちは防げます。

特に夏はシャンプー回数が増えますから

アルカリ度の強いシャンプーや現役そのままの濃いシャンプーで洗うと

色が落ちやすくなります。弱酸性のシャンプーを5~10倍に薄めて使ってください。

またプールの水は塩素が含まれていますから

髪用のオイルスプレー等を吹き付けてリンス代わりにすると

退色が最小限に防げます。そして必ずスイムキャップをかぶるようにしましょう。

それと最近増えているのが永久染毛剤でゴワゴワになってしまった

髪をもとに戻したいという方です。特にブリーチをして傷めた方が多いようです。

「いままでブリーチをして金髪にしていたの。

そしたらすごくバサバサになってしまって自分でもこれはひどいと思ったから来ました。

金髪にするのは無理だけど、いままでなかったつやも出てきたし

これからは弱酸性にします。少しでも髪の状態をよくしたいから。

色持ちが短いっていうことは髪が元気になって成長してるってことでしょう。」

この方はずっと金髪にしていた若い女性ですが

一度でも弱酸性体験した人は

もうアルカリパーマや毛染めは恐ろしくてできないと言います。

弱酸性パーマと毛染めの間隔をあけることなく

同時にできるのです。髪とは、一生のつき合いです。

ファション的には金髪が自慢でも、それがフケやかゆみ

切れ毛脱毛へと進んで行ったのでは何のためのおしゃれでしょうか。

私たちはもう一度髪は生きている

ということを考える必要があると思います。

2008年12月20日

髪が細くなった

5章髪をよくするヘアケア、悪くするヘアケア

____髪への不満、悩みはこの方法で解決

■ 髪が細くなった

「なんだかこの頃、髪全体にボリュームがなくなって」と溜め息をつくSさん。

「若い頃は多すぎてまとまらないなんて文句言っていたのに

いつのまにかこんなに貧相な感じになっちゃって。

髪をよく見ると一本一本痩せてきているわ。これって老化現象ですか?」

老化・・・というには、Wさんはまだまだ若々しい四十代の女ざかり。

美容室にやってきたWさんに

これを「老化現象」とあきらめないで、と言い、いくつか質問をしてみました。

「体の調子はいかがですか。毎日の暮らしでストレスが続いていませんか。

睡眠時間は十分足りていますか。

食事の内容は?食事時間、栄養バランスはとれていますか」

髪の悩みなのにこんなことまで関係あるの?と思われるかもしれませんが

髪の状態はあなたの体の健康や体調の敏感なバロメーターです。

確かに年をとれば身体的にはさまざまなところに

そして序所に老化が進んでいくものです。

しかし髪が細くなるというのは、老化が主たる原因ではなく

食生活のかたよりや睡眠不足など生活習慣上の問題や

間違ったヘアケアで髪の乾燥化が進んだ結果といっていいでしょう。

「とにかく痩せたい」という一心で無理なダイエットをする

忙しいからといって朝食を抜く、美容にいいからといってサラダばかり食べる

などの間違った食生活は、髪を作る大事なたんぱく質を不足させてしまいます。

また過労や寝不足が続くとたちまち肌荒れ

吹き出物が出たり、化粧のノリが悪くなってきますね。

こんなときは髪も同じ状態で

バサバサになってつやも失せ、弾力がなくなって、切れ毛、脱毛は増えます。

冷房や冷えすぎもよくありまえん。

体温が下がり筋肉を冷やすと血行が悪くなり

末端の細胞にまで栄養が行き届かなくなります。

そのため頭部の毛細血管が影響を受け

髪を作る毛母細胞にまで栄養が回ってこないのです。

こんな状態だと髪は乾燥し、どんどん細く痩せていってしまいます。

また髪は血液によって生かされているのですから

血のめぐりをよくすると同時に、血液をきれいにすることも大切です。

人間の皮膚はph5.0前後の弱酸性ですが、血液はph7.4の弱アルカリ性です。

血液の状態が正常なペーハー値に保たれているときが

体も心も安定し一番健康なのだそうです。逆に血液が酸性にかたよると

疲れやすくなったり

イライラして不安定になったりします。ケーキやチョコレート、砂糖などもとりすぎると血液を酸性にし

髪にもよくありません。

もちろん便秘や本決も大敵です。

またシャンプーをはじめ、パーマや毛染めをするときは、必ず弱酸性のものを使いましょう。

アルカリ性のシャンプーやパーマ、毛染めなどは

洗浄力やパーマの持ち、強い染毛力があるので

使う側からすると便利なのですが、一方で皮膚のたんぱく質を傷める性質があることは

何度も説明した通りです。

パーマや毛染めのたびにたんぱく質が損傷されると

頭皮や髪を健康に保っている弱酸性バランスがくずれて頭皮の乾燥化が進み

髪もダメージを受けて細くなってしまいます。

まずは弱酸性トリートメント(ヘアエステ)で毛穴の大掃除をし

古い角質を取り除いて毛根に

栄養を送り込んであげることが先決です。

髪にコシがない

■ 髪にこしがない

「髪がサラサラしているのはいいんですけど、もともとが毛が細くてボリュームがでないのが悩みです。」

というAさんは、ロングヘアをかきあげるしぐさが魅力的なお嬢さんです。

髪の量は少くなくないようですが

コシがないため全体としてペッタリとした感じに見えてしまうのが不満のようです。

「ふんわりした感じにしたいのですけど、パーマをかけたほうがいいでしょうか。

でもこの髪質じゃパーマはかかりにくくて、かかってもとれやすいじゃないかしら」

パーマはかけてみたいけれど、思い通りの「ふんわり」になるにかどうか

不安を持っています。Aさんのようにもともと髪が細い人は毛穴も小さいので

太い髪の人に比べると毛穴が詰まりやすくなっています。

このような状態のところへアルカリ性パーマ液を繰り返し使うと皮膚呼吸ができなくなり

コシもなくなってしまいます。このような髪質の場合、弱酸性パーマはとても効果的です。

猫毛といわれ髪質は、一本、一本の毛が細いので、量的には少なく見えてしまうのですが

実は細毛は太毛より油分がお多く、むしろ強くて丈夫なのです。

油分が行き渡っているので傷みにくいし抜けにくい、またシラガにもなりにくいという長所もあります。

欧米人の髪質はまさに猫毛です。

乳製品や肉類中心の食生活からくるのですが

欧米人の細い髪の毛は表面がたっぷりと自然の皮脂で覆われているので

毛染めの薬液の濃度も、私たち日本人の髪を染める濃度では全然染まりません。

日本人は6%前後ですが

欧米人は10%と、倍以上の濃度の薬液を使わないと毛髪の組織に色を入れられないのです。

しかし猫毛、つまり細い毛は、太い毛よりも自然の皮脂で守られているため

キューティクル密度もしっかりしていて乾燥しにくく、枝毛などのダメージにも強いですから

魍魎が少なくなければあまり気にすることはありません。

細い髪は適度な油分を保っていれば絹糸のようなつやがありきれいなのですが

油分が多すぎると細いゆえにコシがなくぺしゃんこになりやすいのです。

もともと油分があるので、ヘアクリームやヘアオイルをつけ過ぎないようにしましょう。

またどうしても、ふんわりさせたい、ボリュームが欲しいのであれば

髪の根元にしっかり弱酸性パーマをかけると髪全体が立ち上がりボリューム感が出ます。

また、生まれつき細いというのではなく、髪が傷んでコシがなくなり

美容室にやってくる方も多いですね。はじめて来た時Tさんがそうです。

「髪にコシがなくて、せっかくセットしてもすぐにぺしゃんことなってしまうんです。

とくに雨の日などは湿気で毛がますます貧弱になって

おしゃれをしてもちっとも映えないからいやになっちゃう」

Tさんはずっとアルカリパーマをあけ続けていたため

髪の弾力が失われ、コシがなくなってしまったのです。

コシがなくなった紙をパーマでボリュームを出そうとしてアルカリパーマをあっけると

髪が傷んでますますコシがなくなるという悪循環に陥ります。

その点、弱酸性パーマならパーマをかけながらトリートメント(ヘアエステ)を行うなで

かけるほど髪は元気になり、コシが戻ってきます。

またきつくかからず、ふんわりしたウェーブが特長なので

自然なボリュームを出したい人にはピッタリです。

2008年12月23日

髪が多すぎてまとまらない

■ 髪が多くてまとまらない

「髪がまとまらなくて困ってしまうわ。

髪の毛一本、一本が太く量も多いし。

長くすると広がるからヘアスタイルも限られてしまうんです。

髪全体がしっとりおさまる方法はないかしら」

Rさんが嘆くように、彼女の髪はまさにゴワゴワ、バリバリの典型といった髪質です。

細い髪とはまったく正反対で

ぺったりどころか髪の毛が立ち上がって押さえようと思ってもボリュームが出てしまいます。

猫毛のAさんから見ればうらやましいようなコシの強さですが

Rさんにしてみれば扱いにくく思うようにヘアスタイルが決まらないという悩みがあります。

確かに髪の太さには個人差があります。

日本人の平均的な髪の太さは0.08ミリで1ミリの10分の1以下ですが

細い人で0.05ミリ、太い人で0.1ミリくらいあります。また人種によっても違い

東洋人より欧米人のほうが髪は細くなっています。

それに男性のほうが若いときは太くても

年をとるとともに急速に細くなっていく傾向があります。このように髪の太い細いはありますが

太い髪が全てゴワゴワ、バリバリしているわけではありません。

太くてもしっとりしていれば、そのボリュームを活かして

どんなヘアスタイルも可能です。理想的な髪と言えるでしょう。

また、いくら髪の量が多いといっても頭皮の毛穴の数にそんなに違いはありません。

それより、髪が太くて多いといってる人の場合、髪が乾燥していつため
かさばって多く見えることがほとんどです。

これは毛りょうをガードしているキューティクルがカサカサになり

立ち上がった状態になっているのです。

キューティクルの細かいうろこがきれいに重なっているならば

毛と毛の間に空気が入ることもなく

太くて量が多くても髪全体がしっとりおさまるはずです。

本来ぴしっと重なっているキューティクルのうろこが立ち上がっているから髪が広がって太く見え

多く感じるのです。たんぱく質からできている髪のキューティクルの組織が傷つき

乾燥が進んでいる原因は、パーマや毛染めのアルカリ成分による膨潤が考えられます。

アルカリ成分によって皮膚表面のたんぱく質が膨潤すると髪を作っているケラチンも壊れてしまいます。

髪も頭皮も強い刺激などで本来弱酸性バランスが損なわれても

自然の回復力で再生できているうちはいいのですが

たびかさなる刺激でダメージを受け続けると

もう元の弱酸性に戻ることができなくなってしまいます。

ためしに数本の髪の毛を手にとって指でスーツとしごいてみてください。

髪の毛の質感がでこぼこして引っかかるような感じがしたら

髪はかなり傷んでいます。キューティクルがきれいに重なっていれば

指通りはなめらかですが、引っかかるのはキューティクルが失われてしまっているのです。

こうなったら壊れたキューティクルを回復させることは無理ですから

傷んだ髪は短くカットして新しく伸びてくる髪を耐え説にしましょう。

このとき生え変わる髪のためには、髪の育つ毛穴の状態をよくしておかなくてはなりません。

弱酸性トリートメント(ヘアエステ)で毛穴を引き締めると同時に

髪の毛も引き締めます。すると毛の一本、一本が引き締ってなめらかになり

まとまりがよくなります、またドライヤーをかけすぎると乾燥が進みますので

熱すぎる温度や長時間ドライヤーを使うのは避けてください。

2008年12月24日

髪につやがない

■ 髪につやがない

「スポーツをやっているんですが、終わった後、毎日シャンプーをしてましたけど

いままで特に問題はなかったんです。

シャンプーにはこだわっていて高級シャンプーを買っていたし

リンスも欠かさずつけていましたから。

でもこの頃髪全体が何だかパサパサしてきたにたいで

つやがなくなってきたんです。

どうしてなのかしら」二十代前半のUさんは

ボブスタイルがよく似合うスポーツウーマンです。

サラサラしたつやのある髪が自慢でしたが

最近その髪がパサパサしてきて自然な量感がなくなってきたといいます。

スポーツをした後はどうしても汗をかくので毎回シャンプーをしたくなるのもわかります。

スポーツに関係なく毎日シャンプーする人は多いでしょう。

シャンプー剤もしっとりタイプ、サラサラタイプなど

シャンプーをしても紙が傷まない、しっとりした髪になる

などとうたった新製品が山のように発売されています。さらにやわらかい髪用

かたい髪用

ダメージヘア要と種類がいろいろあると何を選んだらいいでしょうか迷ってしまいます。

ではこうしたシャンプーは本当に髪をよくする効果があるのでしょうか。

シャンプーというのはあくまで髪の汚れを落とすのが目的で

髪自体を改善するのではありません。髪は植物でいえば葉っぱのようなものです。

大きくなって古くなった葉っぱ散り

また新しい葉が出てきます。それには植物が育つ土壌や根を元気にしなければ

葉もツヤツヤにはなりません。それどころか土や根に合わないものを与えたら

葉っぱ自体も弱々しくなってしまいます。髪も同じです。

頭皮にいいものを使わなければ健やかな髪は育ちません。

シャンプーはできれば弱酸性のシャンプーを使ってください。

弱酸性シャンプーは頭皮と同じ弱酸性ですから

必要な皮脂まで奪ってしまうことがありません。

よくシャンプーの泡立ちが悪いと汚れが落ちないような気がして

泡が少ないとますますシャンプーをふりか

ソフトクリームみたいに泡を頭いっぱいに立てている人がありますが

これはまったく無意味です。

泡立ちがいいということはシャンプー濃度が高すぎ

アルカリ成分が強いということです。

そんなに泡がなくても汚れはちゃんと落ちますし

シャンプー剤の使いすぎは必要な皮脂まで取り去ってしまう弊害もあります。

特別汚れるような何かをした日ならともかく

ふつう髪や地肌の汚れはホコリ、ゴミ、汗などです。

これらの汚れはそんなに泡立てなくても

指通りがいい程度の泡があれば十分です。

それよりも泡を立てすぎてすすぎの後も残っているようだと

シャンプーの化学成分が地肌についたままになってしまい

こちらのほうが問題です。

髪が乾燥するのは第一に洗いすぎが原因です。

洗いすぎると頭皮をまもっている潤い成分が奪われ

地肌も髪もパサパサになってしまいます。

シャンプーは週に二回、夏ならば三回を目安にしてください。

汗をかいてどうしても洗髪したいときは

シャンプーをつけずにぬるま湯でていねいに洗えばさっぱりします。

また市販のシャンプーは原液のまま使うと濃すぎるため必ず薄めて使ってください。

脂性の人は3~4倍、乾性の人は7~8倍くらいが適当です。

薄めたものを長く置くと化学変化を起こすので

使う分をその都度小さめ容器に入れ使い切るようにします。

2008年12月25日

このシャンプー法なら髪は傷めない

■ このシャンプー法なら髪を傷めない

シャンプーは正しいやり方で洗わないとかえって髪を傷めてしまいます。

そもそも頻繁に髪を洗う習慣ができたのはそんなに古いことではありません。

たとえば平安時代の上流階級の女性たちは

十二単を身にまとい、「おすべらかし」といって自然のまま長く伸ばした髪を束ねていました。

しかし髪があまりに長かったので洗うのに手数がかかり

年に一回ぐらいしか洗えなかったといいます。

かわりに米のとぎ汁をクシにつけて髪をすいたり、お香をたきしめるとか

香枕を使って髪の臭いを消していました。

洗髪料には植物の果皮をお湯で煮だしたものなどが使われたそうです。

その後、髪を結うのにさまざまな技術が疑らされ

多様な髪型が生まれて、結髪の黄金期を築いたのが江戸時代です。

島田髷や勝山髷などの凝った日本髪はほどいてしまうと結うのも大変で

やはり女性にとって髪を洗うのは一仕事でした。

月に一回か二回、井戸端や縁側で髪を洗うのが一般的だったようです。

この時代の洗髪料にはうどん粉や海藻の「ふのり」、卵の白身、灰汁、油粕、粘土などが用いられたといいます。

椿油や菜種油、びんつけ油などをつけていれば髪が乾燥することもなく

ふのりや卵の白身での洗髪では皮脂をとりすぎることもありませんでした。

髪は女の命と言われ、緑の黒髪が美人の証でもあったのです。

初めてせっけんが作られるようになったのは明治時代からです。

その後、髪洗い粉が登場し、日本初のシャンプーが発売されたのは昭和初期でした。

それから粉末からペースト状、ゼリー状、液体へと変化し

使い勝手のいいシャンプーが爆発的に普及したのです。

ところがシャンプーはさまざまな化学成分で作られているため

自然素材のものとは比較にならないほど強い洗浄力があります。

それに現代のヘアスタイルは洗髪しやすく、洗髪回数もぐっと多くなりました。

そのtめ、それまでの女性には無縁だった悩み、髪が乾燥する

必要な皮脂までも取り過ぎてしまう、などのトラブルが増えてきたのです。

では次に、髪を傷めないシャンプーの方法を紹介しましょう。

(1) クシを使って頭皮をマッサージする

まず水溶性のヘアクリームをすりこんでなじませてから

木グシを使って頭皮をかき、マッサージをします。

痛くない程度に頭皮をかくと血液の循環がよくなり、地肌についたフケが浮き上がってきます。

次に髪を根元から毛先に向かって十分ブラッシングします。

これで浮いてきたフケやホコリ、汚れがかなり取れます。

(2) ぬるま湯で予備洗いをする。

この予備洗いで汚れの大半はとれます。

夏など汗をかいたときは、毎日シャンプーしなくても

ぬるま湯で流しただけで十分です。

予備洗いをすることによって、シャンプーもよく髪になじみ、少ない量ですみます。

シャンプー剤の量が多いと皮脂を取り過ぎてしまいます。

(3) シャンプー剤は薄めて使う。

薄める目安は健康毛で5倍、乾燥毛で7~8倍、脂性毛で3~4倍です。

頭皮のためにはできれば弱酸性シャンプーを使ってください。

ちなみにシャンプーで取り除くことができるのは

髪についたホコリや汗、排気ガスなど油分、地肌に浮き出たフケの一部分だけです。

毛穴にこびりついたフケは固まっていますから

シャンプー回数を増やしてても、強い洗浄力を持つアルカリシャンプーでいくら泡立てても

完全に取り除くことはできません。

かえって放屁が乾燥しフケが出るか、脱毛が増えるだけです。

シャンプーでとれない古い角質

つまりフケは弱酸性トリートメント(ヘアエステ)で毛穴の大掃除をするのが効果的です。

(4) シャンプー液は襟足から頭頂部に流す。

頭の中でも頭頂部は薄くなりやすいので

直接かけないようにします。

頭のてっぺんは直射日光をもろに浴びる部分でもあり

薄くなる人はたいていここからハゲてきます。それに引き換え

襟足は髪の中でも一番脱毛しにくい場所です。

シャンプーは襟足から全体に行き渡るように流してください。

髪は根元から毛先に向かって爪を立てずに指の腹でマッサージするように洗います。

洗うのは一度洗いで十分。どうしても二度洗いたければ、シャンプー液はさらに薄めて使います。

(5) すすぎは完全に。

シャンプー後のすすぎは徹低的にしてください。

表面的には泡がとれたようにみえても髪の根元や地肌には化学成分が残っています。

ですから泡が多いほど汚れがとれると思い込んで

シャンプーをたくさん使うのは考えものです。しかし、泡立てないと気がすまない人は

すすぎにはたっぷりと時間をかけ、完全に洗い流してください。

髪が乾燥する、フケが出る、かゆい、というほとんどの原因はすすぎが十分でなく

シャンプー剤が残ってしまうからです。

また、すすぎに熱いお湯は避けてください。

温度が高いと落ちないような気がしますが

頭皮の油分までつってしまい、カサカサになってしまいます。

それに髪の主成分であるたんぱく質は熱に弱く

髪を保護しているキューティクルがささくれて、はがれやすくなります。

そして、このはがれたキューティクルの間から

シャンプー剤が毛髪の内部に浸透し、髪を傷めてしまいます。

(6) リンスは毛先だけにつける。

ほとんどの人はシャンプーとリンスをセットで使っているでしょう。

「だってリンスには髪がよくなる成分が入っているんでしょう?

シャンプーの後はリンスをして髪をいたわらなきゃ」と思っていませんか。

確かにリンスをするとしなやかになって髪自体がよくなったような気がしますが

そうではありません。リンスは髪の表面をコーティングしてすべりをよくするためにあり

傷んだ髪が変わったわけではないのです。

リンスも原液だと濃すぎるため、シャンプー同様3~5倍に薄めて使います。

また、つけるときは、もつれやすい毛先だけに少量つけます。

リンスは髪に膜を張るのと同じことですから

地肌につけると毛穴をふさいでしまう恐れがあるからです。リンスは短い髪や健康

な髪には必ずしも必要ではありません。

髪がからみやすいとか、クシ通りの悪い人は使ったほうがいいでしょう。

(7) タオルでゴシゴシは禁物。

濡れている状態の髪はキューティクルが傷つきやすいので

タオルドライのときゴシゴシ髪をこすり合わせるのは切れ毛のもと。

大きめのタオルで頭を包み

外から押さえるようにして水分を吸い取ります。

あとはパンパンと毛先をたたいて水分をとります。

2008年12月26日

パーマをかけるとガサガサになる

■ パーマをかけるとガサガサになる

「もともと肌は弱いほうです。かぶれやすいし

化粧品も敏感肌でないと恐くて使えません。

だからパーマもかけたことがなかったんですが

一度だけかけてみたくなって美容院へ行ったんです。

そしたら髪がチリチリガサガサになって

取り返しのつかない状態になってしまいました。

肌も赤くなってしまうし、私はやっぱり一生パーマはかけられないのでしょうか」

Jさんはきれいなウェーブをつけたくてパーマをかけましたが

地肌が赤くなったり、いままでなめらかだった髪がガサガサになって

やっぱりパーマは自分のような敏感肌には合っていなかったんだ

とがっかりしています。ではjさんの言うように本当にパーマにむいていない髪

パーマに合わない肌というものがあるのでしょうか。

それは「パーマにむいていない髪

パーマに合わない肌というものがあるのでしょうか。

それは「パーマにむいていない髪」のせいではなく

本来の自然な髪にむいていないパーマのほうが間違っていると言わなくてはなりません。

つまり直接髪や頭皮につけるパーマ液は

髪の生理に合った成分でなければならない

髪の生理に合っていないパーマ液であるなら髪が傷むのは当然です。

・ パーマをかけたときにツーンとした刺激臭がある。

・ パーマ液を頭皮につけたときにピリピリするような違和感がある。


・ パーマをかけた後、頭皮が赤くなったり、かぶれたりする。

・ 髪の手触りがゴワゴワした感じに変わっている。

・ その後、枝毛や切れ毛ができた。

もしこんな症状があるなら、それは髪を物質として処理しているのであり

髪や頭皮のたんぱく質への影響まで配慮されたパーマではありません。

いままではウェーブが簡単に作れて長持ちする

そのためには髪が傷んだり頭皮がかぶれても

ある程度は仕方がないという考え方が受け入れわれてきました。

しかしいくらウェーブが長持ちしても、肝心の髪や頭皮を傷めてしまっては何にもなりません。

真の美容とは見せかけの美しさを作ることではなく

髪も頭皮も健康であること、傷んでいる髪を健やかによみがえらせることにあると思っています。

弱酸性パーマは、美容師として毎日何人ものお客様に接してパーマをかけているうち

自分たちの手や肌が荒れる、指紋がなくなる、体調がすぐれないなどの症状があらわれ

パーマ液に対する疑問が出発点として生まれました。

アルカリパーマをかけて少しでもガサガサした感じがあったら

そのパーマはすぐにやめることです。

繰り返していたら髪は完全に死んでしまいます。

応急処置としてはまず、良質のヘアクリームで油分を補給しましょう。

そして数回の弱酸性トリートメント(ヘアエステ)をして髪を生き返らせてあげます。

その後パーマをかけるなら弱酸性パーマをかけてください。

弱酸性パーマは髪にも皮膚にも体全体のも負担のないパーマです。

Jさんのような過敏症の人も、体の抵抗力が落ちているときでも

安心してかけられるように研究開発されています。

弱酸性の効果で一本一本が引き締った髪が作るウェーブは弾力があって

ガサガサになったり、チリチリになることがありません。

むしろふんわりしたセットしやすいウェーブが特長です。

またアルカリパーマは髪だけが傷むのではありません。

繰り返しかけることによって皮膚が膨潤し

たるみの原因や、毛穴が詰まって皮膚呼吸の妨げにもなるのです。

髪とは長いつき合いです。

後悔しないためにもふだんのヘアケアを大事にしてください。

2008年12月27日

毛染めをしてから髪の傷みがひどくなった

■ 毛染めをしてから髪の傷みがひどくなった

「おしゃれなヘアスタイルにしたいから

ずうっと髪を染めています。

はじめは少し気になってきたシラガを隠すために、市販のおしゃれ染めを買って自分で染めていました。

最初はおとなしい色がだったけどだんだん明るめになって

ブリーチしてから気分を変えていろいろな色に挑戦しています。

パーマは毛染めとは間隔をあけてかけていましたけど

最近では枝毛だけでなくちょっと引っ張ると毛が切れてしまうんです。

以前はいい状態だったので、なんとか元通りの健康な髪にしたいんです。

弱酸性って本当に髪がよくなるんですか?」

華やかな雰囲気のHさんは三十代後半

自然なつやをなくした髪はどんなに形よくセットしても自分じゃ満足していないんです

と言います。

「やっぱり髪は女の命って本当ですね。

髪のおしゃれは色と形って思っていたけど、そうじゃないんですね。

髪がこんなに傷んでしまったら

何をしても始まらないわ」Hさんはとにかく自分の髪を回復させたい一心で

美容室へやってきました。

前から弱酸性はいいらしいとは聞いていたのだけれど、明るい色には染められない

色持ちが短い、というマイナスイメージがあって

弱酸性美容法は敬遠していたといいます。ところが

少し髪が傷むかもしれないけどまた回復するからと軽く考えて

市販のカラーリングやアルカリパーマを繰り返ししているうちに

ますます髪の傷みはひどくなってきました。

それでいままで関心がなかった弱酸性美容を思い出したというわけです。

毛染めには1章でもふれたように

永久的毛染めと一時的毛染めがありますが

髪へのダメージが大きく問題なのは

ヘアダイなどアルカリ系永久毛染めやブリーチです。

これらは使用する前には必ずパッチテストをするようにと指示があるほど

刺激の強い成分が含まれていますが

思いつくままの色がきれいに発色するため

明るい色に染めたい人はアルカリ系毛染めの使用が一般的です。

しかし最初は染め上がりに満足しても

何度か繰り返すうちにだんだんダメージがかわってきます。

髪全体がガサガサしてくる、枝毛ができる

切れ毛も増えてくる、といった状態になった場合は

髪も頭皮も膨潤の限界を超え、オイル補給ぐらいでは回復しません。

毛染めやブリーチはパーマよりもダメージ度が大きいのです。

それは自然の髪の色を強制的に薬液で抜いてしまうことでもわかるでしょう。

黒い色を抜くには髪の内部まで薬液を作用させ、メラニン色素を分解しなければ

明るい色にはなりません。

これは髪の組織を殺してしまうことなのです。

同時にアルカリ溶液で膨潤した紙の中に染料を浸透させ

色をつけます。

皮膚の弱い人やかぶれやすい人は一回染めただけですぐダメージがわかりますが

健康な人には自然回復力がありますから、はっきりとはあらわれません。

ですから気づいたときはかなりひどくなっているケースが多いのです。

髪の中心までアルカリによって膨潤した紙は水分も油分も受け付けず

弱酸性美容でも回復には時間がかかります。

Hさんは長年の永久毛染め剤で痩せてゴワゴワになった髪を思い切って

ベリーショートにしました。

そして頭皮の状態を見て判断した結果

弱酸性トリートメント(ヘアエステ)を二週間ごとに三ヶ月間実施し

それ以降は毎月一度のペースで行いました。

その後乾燥しきっていた頭皮の回復とともに顔色もよくなり

自然な髪の手触りを楽しんでいます。

2008年12月28日

脱け毛がひどい

■ 脱け毛がひどい

脱け毛をなんとかしたい、という相談は男女を問わず年々増えています。

あって当たり前と思っていた髪が

ある日を境にどんどん抜け落ちていく・・そんな悩みは本人しかわかりません。

「この頃あまり抜けるので、クシでとかすのもおっかなびっくりです。

できるだけ毛が抜けないようにそーっとなでつけたりして。

できればシャンプーもしたくないくらいです。どうしたって抜けますからね」

まだ若いOさんの悩みも切実です。

しかし、母親のすすめで弱酸性トリートメント(ヘアエステ)を体験した彼は

脱け毛に対する不安が消え、いまの髪の量をお

絶対維持するんだと張り切っています。

一日50~100本ぐらい脱け毛があっても心配ありません。

髪が抜け変わり成長するヘアサイクルの一環ですから自然な脱け毛です。

脱毛で注意すべきなのは、抜けた毛が長毛か短毛かということです。

長毛が成長期を終えて抜けるのは自然の生理現象ですが

成長の途中の短い毛が抜けてしまうのは

髪の毛を作る毛母細胞の働きが悪くなっていると思われます。

短毛が育ってこない髪は世代交代ができなくなり

髪の量は日に日に少なくなってしまいます。

髪の毛が脱毛に至る三段階の変化は1章で述べましたが

神の老化や脱毛にも予防できる段階があります。

病的な脱け毛は医者の範疇ですが

そうでなければ手遅れにならないうちに適切なケアをし

これ以上の脱け毛を防がねばなりません。

最近は女性の社会進出がめざましく

ストレスが増えたせいか、脱毛も多くなりました。

私も気になって電車の中などで観察してみると

地肌が透けてみえる女性が結構います。

中年の女性も例外ではありません。

とくに若い女性の場合、髪の分け目が薄くなっている人が多いように思います。

いつも同じ側から分けていると

そこから髪は薄くなっています。分け目が太く

地肌がくっくりと見えるようになってきたら要注意です。

分け目はときどき変えたほうがいいでしょう。

さらにいつも髪をきつく引っ張るようなヘアスタイルをしていると


引っ張られるところの髪が抜けて薄くなってきます。

家にいるときはほどいて頭皮をリラックスさせることが脱け毛予防になります。

また自分の頭のてっぺんはなかなか見えないものですが

他人から見るとよく見えます。気になるのは頭皮の色です。

健康な頭皮は青白い色をしています。

すでにハゲてしまった人の頭皮は赤茶色っぽくなっていますが


まだ髪がある人の頭皮でもよく見ると顔と同じような色に変化していることがあります。

このような人は髪の毛をよく観察してください。

以前より細くなっていませんか。

頭皮が薄赤くなったり、茶色っぽくなるのは髪が細くなり前兆でもあります。

頭皮がまだまだ大丈夫

と思っている人でもとくどき頭頂部をチェックしてください。

この段階に適切なヘアケアをすれば脱毛の進行を食い止められます。

アルカリパーマ、脱色、毛染め、間違ったシャンプーのしかた等が髪を傷め

脱毛を促進させることはいままで述べてきた通りです。これらを止め


定期的なトリートメント(ヘアケア)をして毛穴の大掃除をしてください。

毛穴が詰まっていたのでは生えるべき毛も生えてこられません。

そして酸素をたっぷり与え

毛髪が育つ環境を整えてあがることが必要です。

髪は毛根がなくなってしまってからでは遅いのです。

細くても毛があるうちに対処しなければあとあと


後悔することになりかねません。

2008年12月29日

シラガが増えた

■ シラガが増えた

シラガがはふつう加齢によって生まれます。

個人差はありますが、だいたい四十歳前後からシラガが気になり

毛染めをする人が多いようです。

毛髪の色はメラニン色素の量によって決まりますが

このメラニンを作る酸素の働きが弱くなると

髪は黒くならずにシラガになってしまいます。

また酵素の働きに異常がなくても

なんらかの理由によってメラニンがなくなってしまうとやはりシラガになってしまいます。

これらは加齢によってメラニンや毛母細胞活性化されなくなると考えられていますが

最近では若くてもシラガのある人がめっきり増えました。

若白髪は遺伝的要素が強いと言われています。

しかし遺伝や加齢以外にも不規則な生活、ストレス

かたよった食事など、生活習慣の変化も大きい影響があります。

ですからこうした要因を取り除くこともシラガを防ぐには大切なことです。

また白髪の人が放射線治療を受けたら黒髪に変わったという事例もあります。

病気で毛がごっそり抜け丸坊主になった人に

その後真っ黒な髪が生えてきたという話も聞きます。このような例から

白髪の人でもメラニン色素がまったくないわけではなく

活性化されずに眠ったままの状態にあるかもしれない

という説もあります。もしそうなら

ラニン色素が再び活性化するように細胞に刺激を与えてやれば

白髪を黒髪によみがえらせることも不可能ではないと言えるでしょう。

血液の中には髪の成長に必要なアミノ酸類が含まれていますが

血行が悪ければ栄養分がスムーズに毛母細胞に送られなくなります。

現在の医学ではシラガをまったくなくすことはできませんが

弱酸性美容では

酸素を毛母細胞に送り込むことによって毛母細胞の間に散在するメラニンを活性化し

シラガの発生を抑えることができないかと考えています。

ただしシラガについてまだはっきり原因が解明されていまいため

まだ推論の段階ですが。

ただ血液中の栄養分を毛根にある毛母細胞に送るには血行がよくなければなりません。

それには日頃から頭皮の血行をよくするマッサージが効果的です。

洗髪のときや毎朝、寝る前などこまめにマッサージをする習慣をつけましょう。

シラガは気になると抜いてしまいがちですが、抜いてはいけません。

自然に抜け落ちる毛はヘアサイクルが成長期を過ぎ

脱毛期に入ったわけですから、抜け落ちても問題はありませんが

無理に引き抜くと毛穴に強いダメージを与えてしまいます。

ましてや何度も同じ箇所のシラガを抜いていると

やがてシラガも生えなくなります。シラガは無理に抜かず

できれば根元から切って、なくすより目立たなくさせるほうが髪のためにもいいです。

それよりシラガが出てきたらマイナスに考えず

おしゃれのポイントにしてみましょう。

部分的にシラガが目立つならそこに鮮やかなカラーを入れて華やかな印象にするとか

全体的にシラガが混じっているなら明るいカラーを入れてメシュにするとか

いろいろと雰囲気を変えることができます。

弱酸性カラーはアルカリ性の毛染めのように

少しシラガのためにほかの黒髪をすべて脱色して色を入れるわけではありません。

色素を穏やかに吸着させる方法なので

何度染めても髪が傷むことはないのです。

むしろシラガになったほうがいろいろな色に染めることができ

おしゃれを楽しめます。

2008年12月30日

フケ・かゆみがある

■ フケ、かゆみがある

「洗っても、洗ってもフケが止まらないんです。

それに頭がかゆいんです。なんとかフケが出なくなる方法はないでしょうか」

お年頃のCさんにとってフケは大きな悩みです。

なんでも清潔志向の現代では

フケは不潔の代名詞みたいに思われているので

Cさんもかなり気にしています。

「ある日、自分でも気がつかないうちに洋服の肩にフケが落ちていたんです。

それを彼に注意されて。

あれからすっかりフケ恐怖症になりました。

それからますます気になって・・・」

Cさんでなくても思春期から青年期には新陳代謝が活発なので脂分も多く

それにともなってフケも多くなりがちです。

フケには細かくパラパラと落ちる乾性のフケ

大きな塊となって頭皮にこびりついている脂性のフケがありますが

若いときは脂性のフケがほとんどです。年をとると乾性のフケが多くなりますが

中年でも脂っぽい男性などは脂性のフケが背広に落ちて

女性に嫌われる理由の上位にもなっています。

フケは表皮の細胞が分裂して角化してできた皮膚のアカと同じものです。

ですからフケが出るというのは新陳代謝が

活発に行われているということであり

誰にでも生理現象の一種です。

しかし、多い人、少ない人の個人さがあります。

また同じ人でも活発にフケが出る時期とそうでない時期があります。

子供などはフケがないように見えますが、しうではあるません。

ただ排泄作用がスムーズなので毛穴周辺にたまらないのです。

また頭皮が汚れていると微生物が皮脂を分解してフケが増えたり

紫外線による刺激によるストレス、そのほか刺激物や糖分

お酒の飲みすぎによってフケは増えます。

そして年をとるにつれて毛穴の働きが鈍くなったり

逆に若いときのように細胞分裂が活発すぎて角化するスピードが早すぎると

フケは毛穴やその周辺に蓄積されてきます。

毛穴は排泄作用とともに皮膚呼吸をしていますから

毛穴がフケでふさがれてしまうと詰まって呼吸ができなくなり

かゆくて頭皮をかく

かけば頭皮からはがされたフケが落ちてくる

そしてますますかゆくフケがひどくなる

という悪循環に陥っています。

頭にこびりついているフケ「はいくらシャンプーをしても一部しかとれません。

ただ毛穴がフケで目詰まりしたまま放っておくと脱毛の始まりになります。

かゆくてフケがたくさん出るのは脱け毛に至る最初のサインです。

しかしさらに目詰まりを起こすと、もうかゆみも感じなくなります。

これは脱毛の初期症状です。

また皮膚の表面は自然の弱酸性バランスが雑菌の繁殖からまもっていますが

アルカリパーマや毛染めによって頭皮が膨潤すると、たんぱく質は壊れてふくれあがり

はがれてきます。

初めのうちは自然治癒力で回復するため気づきませんが

繰り返し行うと酸素不足になった頭皮は乾燥し、かゆみやかぶれをおこします。

当然フケも出ます。

フケ症を改善するにはまず毛穴の汚れをとることです。

シャンプーの回数を増やせばフケも少なくなると思っている人がいますが逆効果です。

弱酸性トリートメント(ヘアエステ)で徹低的に毛穴の掃除をしてください。

余分な皮脂をとり、頭皮を本来の弱酸性バランスに戻してやれば

微生物や雑菌もなきなり毛穴も正常な働きを取り戻します。またシャンプーするときは

刺激のない弱酸性シャンプーを使ったほうがいいのは言うまでもありません。

2008年12月31日

髪がすぐにベトベトしてくる

■ 髪がすぐベトベトしてくる

「髪を洗ってもすぐベタついてしまうんです。

脂っぽくなるとヘアスタイルもペタッとして決まらないし

不潔っぽく見えるんではないかと心配になって

毎日シャンプーしないと気がすみません。サラサラした髪の友人がうらやましくって」

Iさんはこう言いますが

本人が悩んでいるほど脂っぽくは見えず

私から見ればきれいなロングヘアの持ち主です。

「私って脂性だからいつも鼻の頭とか額がテカテカ光ってしまって

朝お化粧しても昼前にはもうくずれてしまうんです。だから脂取り紙は手放せません。

なんとか化粧くずれしない方法はないかしら」

Gさんは脂性肌で悩んでいます。

いくらファンデーションをきれいに塗って

毛穴から脂がにじみ出て化粧持ちがよくないからです。

Gさんも肌と同じように髪が脂っぽいと言って毎日シャンプーをしています。

顔の肌には皆さんもよくご存じように

乾燥肌、脂性肌、敏感肌というように肌質の違いがあります。

頭皮も顔の皮膚とつながっていますから同じように乾燥した頭皮

脂っぽい頭皮、かぶれなどをおこしやすい敏感な頭皮があります。

脂性肌の人は、いわゆるTゾーンの部分が脂っぽく

化粧くずれをおこしやすいのですが

乾燥肌の人に比べて小ジワができにくいメリットがあります。

同様に頭皮も脂分が多いため

油分を補ってやらなくても自然なつやがあって

枝毛や切れ毛になりにくく

乾燥毛の人から見ると逆にうらやましいかもしれません。

しかし当人にとっては髪がベタッとしてしまうのが悩みです。

これはシャンプーをしても根本的に治るわけではなく

一時的に脂分を落とすだけですから

どうしても気になるなら日頃の食べ物から注意すべきでしょう。

顔や頭皮が脂っぽいというのは、脂分が過剰だからです。

肉類や油炒め、揚げ物が好きな人は体が酸性になりやすく

余分な脂が蓄積され毛穴から出てきます。

ですからなるべく脂っぽいものを植物性たんぱく質を摂るよう心がけるべきです。

食べ物に気をつけるだけで脂分の分泌はだいぶ違ってきますが

いずれにしろ年をとるにつれ脂分はだんだん減り

脂っぽさはなくなってきます。

また毎日シャンプーするのはあまりお勧めできません。

ただベタベタして気持ちが悪いから毎日洗いたいという人は

必ずシャンプー剤を5~10倍くらいに薄めて使ってください。

アルカリ性のシャンプー剤は洗浄力が強すぎて頭皮の細胞のたんぱく質を壊してしまうため

毎日洗髪するなら弱酸性シャンプーにしましょう。

またなるべくなら二回に一回はぬるま湯で洗うようにし

毎日のシャンプー剤使用は極力減らしてください。

特に脂分が多い人はよく二度洗いをしていますが

その場合はさらに10~15倍に薄めて使用します。

ただ二度洗いよりはみしろぬるま湯でていねいに予備洗いいをし

一回ですませたほうが髪のためにはいいのです。

いくら脂分が多いといっても

毎回の二度洗いは必要以上の脂分をとり過ぎてしまいます。

さらに男性によくあるのですが、脱毛の初期段階での過剰な皮脂分泌です。

やはり髪がベタッとした感じでかゆみもあります。

「脂ぎった」という形容詞は男性を表現するように

もともと女性よりは男性のほうが脂分はずっと多く

乾燥肌というのはあまりありません。

過剰な脂分はそのままにしておくとフケやかゆみのもとになります。

このとき頭皮の色を見て茶色っぽくなっているようだったら

脱毛のはじまりです。

脂っぽいと感じたら

正しい方法でシャンプーをしてつねに頭皮を清潔に保ってください。

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