* 自分が使うシャンプーのペーハーを知っておこう
今発売されているほとんどの化粧品、ヘアケア商品は中性か
弱酸性となっています。
顔につける化粧水はほとんどが弱酸性です。
酸性には肌をキュと引き締める「収れん」作用があります。
お風呂上りの肌や、乾燥した肌には弱酸性の化粧水でパッティングすると毛穴が引き締り
気持ちがいいですね。
では頭皮につけるシャンプーはどうでしょうか。
ちなみに市販されている十数種類のシャンプーのペーハー値を調べてみました。
私たち美容師では独自に開発したペーハーメーターというペーハー値を測る機器を使っていますが
一般には紙を浸すと色が変わり、ペーハー値がわかる試験紙も売られています。
気になる方はこれを使って調べてみるといいでしょう。
結果、ほとんどがPH6.0~6.5前後で、弱酸性とうたっているシャンプーは5.5くらいでした。
知人の情勢は美容院で絶対これがいいから
とすすめられたという高級シャンプーが7.7もあったのでショックを受けていました。
値段が高いからといって頭皮にいいものとは限らないのです。
また厳密にいえば皮膚の等電点は5.0ですから6.5は弱酸性とはいえません。
でもこのくらいならアルカリ性側は1.5の範囲内であり
シャンプーは髪につける時間が短いので、あまり問題はないでしょう。
できるだけ弱酸性のものを使ってほしいですが
アルカリ成分を残さないためにもすすぎを徹底的にすることです。
弱酸性美容室で使っているシャンプーはPH4.7です。
髪だけでなく顔や体、全身に使えます。前にも述べたように
本来、顔と頭は地続きなのですから
頭皮を洗うシャンプーは顔のも使えるものでなければならない
というのが私たちの考えです。
問題なのがパーマ液、ヘアカラー、ブリーチです。
これらのほとんどは1剤と2剤がセットになっていますが
1剤の還元剤はPH9~10という強いアルカリです。
卵の実験ではものの数分で膨潤現象が起こり
髪の毛の実験でもちょっと引っ張ると毛がプップッ切れてしまいました。
説明書を見ると、必ず皮膚のパッチテストをして
かぶれないかどうか確かめる、妊娠中は使用をやめるなどの注意書きがあります。
このようなアルカリ溶液を直接髪につければ
程度の差はあってもゴワゴワしたり、途中で切れてしまったり
髪うぃ傷めてしまうのは当然です。しかし健康な人であれば
たまにパーマをかけたとしても、あまり自覚症状がないかもしれません。
自然治癒力のおかげでアルカリを酸性に戻そうというバランスが働くためです。
からども、何度も化粧品やアルカリパーマを繰り返すと、やがてそれが働かなくなります。
同じたんぱく質である頭皮も同じです。
フケが出やすく、かゆくなったり、脱け毛も増えてきます。
やはり私たちの髪や頭皮には
殺菌作用にも優れた効果を持つ「弱酸性」が理想的であり
この天然の弱酸性バリアを維持することが
きれいな髪を保つ最大要因なのです。