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頭皮から酸素を大量に奪うアルカリパーマ

毛穴の大掃除で根元から髪を変える

* 頭皮から酸素を大量に奪うアルカリパーマ

コールドパーマ液を分析した東大教授に

「こんな強い薬液を使っていると、髪ばかりでまく頭皮も傷めてしまいますよ。

これじゃ家内を美容院にやるのは考えものだ」と言われ

この言葉に打ちのめされた山崎伊久江は、その悔しさをバネに

十年以上の歳月を研究と模索に費やしました。

髪や頭皮を傷めないパーマはないものだろうか。さらに一歩進んで

傷んだ髪を健やかにするパーマ液はないだろうか・・・

この思いをかなえようと夜も昼も研究に明け暮れ

たどりついたのが弱酸性だったのです。

アルカリは強い化学処理によって髪の構造を変化させウェーブを作る

いわば髪にとっては大手術のようなものです。


髪の主成分であるたんぱく質は熱やアルカリに弱いため

パーマをかけるとたんぱく質が溶け出してしまうことがわかっています。

また直後の洗髪時にもかなりのたんぱく質が流失するため

髪はハリ、コシがなくなり、うるおいを失ってしまうのが欠点です。

ではこのアルカリ性コールドパーマと

弱酸性パーマとはどこが違うのでしょうか。

髪の毛はケラチンというたんぱく質でできており

鎖状に結びついていて弾力性があります。この鎖のうち

縦に結びついているケラチンをポリペプチド鎖(主鎖)横につなぐ橋の役目をしているものを

シスチン結合(側鎖)と呼んでいます。

一般にはパーマ液には1剤(還元剤)と2剤(酸化剤)があり

この二種類の溶液を作用させることによってウェーブを作るわけです。


コールドパーマの1剤はアルカリ性溶液で毛髪に還元作用をします。

還元作用とは水素を加えて酸素を奪うことですが、

まずカーラー(ロッド)で巻いた髪にこの1剤の溶液を作用され

横につないでいるシスチン結合を切断してウェーブをつけます。

しかしこのままでは強いアルカリ液によって毛髪は弾力を失い

傷んでしまいます。そこで2剤の酸化剤によって酸素を補給し

アルカリを中和させると、シスチン結合は再び結合され

もとの弾力のある状態に戻るというわけです。

また中和させることのよってウェーブも安定し

洗っても取れない状態になります。

これは市販のパーマ剤でも同じメカニズムです。

つまりパーマは髪の毛のたんぱく質の組織に変化を与えることによって

ウェーブをつけています。そしてアルカリパーマの場合

1剤の還元力、すなわち酸素を奪う力は120%?130%、返す力が50%ぐらいで

2剤の酸素を返す力のほうが格段に弱くなっています。

還元力の120%から酸化力の50%を引くと70%、すなわちアルカリパーマをかけると

結果として酸素が70%も奪われ、酸素不足になってしまうのです。

前にも述べたように私たちは毛穴によって酸素を取り込み

皮膚呼吸をしていますから

これでは細胞の新陳代謝がうまくいくはずがありません。

もし髪の毛から100%酸素が奪われてしまうと

それは髪の毛の死を意味します。


そのため法質では美容美師がカーラー(ロッド)で巻いた髪をときどき見て

ウェーブのかかり具合を見ると同時に

これ以上おいても大丈夫かどうか還元の度合いをチェックしているのです。

市販のパーマ剤でも、必ず時間を守ってください、という注意書きがあるのはそのためです。

それは長時間薬剤をつけているとアルカリによる膨潤作用を起こし

髪が決定的なダメージを受けるからです。

パーマをかけた後フケが出る

かぶれたというのはすべて頭皮の生理作用がバランスをくずしたことが原因なのです。

以前、ストレートパーマが流行ったときのことです。

ストレートパーマは原理は同じですが

髪の毛をまっすぐにするためアクリル板の上に貼り付けて還元

酸化処理を行います。

ところがアクリル板の重みで髪に負担がかかり

ブツブツと切れてしまう事故が多発したことがありました。

現在はアクリル板を使わずクシでとかしてストレートにする方法がとられていますが

これぐらいパーマ液の損傷は大きいのです。

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2008年12月11日 08:05に投稿されたエントリーのページです。

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