* 傷んだ髪はなぜ染まりが悪いか
「弱酸性の毛染めははへアダイに比べてしっかり染まらないし
色落ちが早いからちょっとね」というお客様がいらっしゃいます。
これは弱酸性の毛染めに限界があるのではなく
染まりにくかった人の髪がすでにダメージヘアであることと関係があります。
弱酸性カラーは髪の生きたままのたんぱく質に作用するので
傷んだ髪ではたんぱく質に染毛料が吸収されにくく
一般的に染まってもすぐ色落ちしてしまいます。
そのため弱酸性のカラーリングをする場合は
トリートメント(ヘアエステ)か弱酸性パーマで
二?三ヶ月かけて髪を健康な状態に整えてから染めなければなりません。
また弱酸性カラーはアルカリ染毛剤のように
髪をいったん脱色してから染毛料を内部に浸透させるのではなく
色素の吸着、吸収が髪の表面にとどまります。
そのため、シャンプーのたびに多少の色落ちがあり
染めた色の持続期間は約一ヶ月半ぐらいです。
ただシラガを染めたときなど
アルカリ染毛剤の場合は染めた部分と新しく生えてきたシラガの部分がくっくりと目立ちますが
弱酸性カラーの場合は全体的にゆるやかに色落ちするため
シラガとの差が目立たないという利点があります。
また定期的にカラーリングをしていると
色素が序所に髪に沈着し
色持ちもよくなります。またシャンプーのしかたでも色落ちは防げます。
特に夏はシャンプー回数が増えますから
アルカリ度の強いシャンプーや現役そのままの濃いシャンプーで洗うと
色が落ちやすくなります。弱酸性のシャンプーを5?10倍に薄めて使ってください。
またプールの水は塩素が含まれていますから
髪用のオイルスプレー等を吹き付けてリンス代わりにすると
退色が最小限に防げます。そして必ずスイムキャップをかぶるようにしましょう。
それと最近増えているのが永久染毛剤でゴワゴワになってしまった
髪をもとに戻したいという方です。特にブリーチをして傷めた方が多いようです。
「いままでブリーチをして金髪にしていたの。
そしたらすごくバサバサになってしまって自分でもこれはひどいと思ったから来ました。
金髪にするのは無理だけど、いままでなかったつやも出てきたし
これからは弱酸性にします。少しでも髪の状態をよくしたいから。
色持ちが短いっていうことは髪が元気になって成長してるってことでしょう。」
この方はずっと金髪にしていた若い女性ですが
一度でも弱酸性体験した人は
もうアルカリパーマや毛染めは恐ろしくてできないと言います。
弱酸性パーマと毛染めの間隔をあけることなく
同時にできるのです。髪とは、一生のつき合いです。
ファション的には金髪が自慢でも、それがフケやかゆみ
切れ毛脱毛へと進んで行ったのでは何のためのおしゃれでしょうか。
私たちはもう一度髪は生きている
ということを考える必要があると思います。