中国在住の伊藤です。
一昨日、私が日本語を教えていた学生達16人が、日本に向かいました。
これから1年間、日本で日本語と看護学を勉強し、来年2月に看護師の国家試験を受けることになります
既に50人以上の卒業生たちが、日本で看護師として働いています。
その子たちから、昨日、さっそく電話がありました。
日本での生活第一日目の感想でした。
まず、「綺麗!空が青い。日本人が親切で丁寧」でした。
常々私も中国と日本の違いは、話をしてきたのですが、私が言った通りだったとのことでした。
当たり前ですよね。嘘は言っていないのですから。
でも、改めてそう言ってもらえるとやはり、嬉しい気がします。
確かに中国は、お世辞にも町が綺麗だとは言えません。と言うより、外見は、綺麗になってきています。綺麗で立派なビルもどんどんできています。道路も広いし、舗装されているし。
しかし、ゴミがいっぱいなんです。どこを歩いてもゴミがたくさん落ちています。掃除をしている作業員もたくさんいますが、掃除しているそばから、ゴミを捨てていく人、唾や痰を吐き捨てていく人など、本当に多いんです。
道路だけでなく、デパートやスーパー、ホテルの通路でさえ、同様です。
食堂、レストランなどでも同様です。骨や皮、食べ残しなど、平気でテーブルの上に置いていきます。だから、かなり汚いのです。
こういうマナーと言う点では、中国はまだまだと感じます。
店員の態度にしても、日本とは、全く違います。「いらっしゃいませ」は、言っても「ありがとうございました」の一言もないのが普通です。
腹が立つほど悪いということも少なくありません。
ですから、当然学生たちの目には、日本人は、親切で丁寧だというように映るのでしょうね。
私たち日本人にとっては普通のことも、外国人の彼らには、普通だとは思えない部分もたくさんあるのです。
でも、日本も最近は、マナーがだいぶ悪くなっているという感じもします。
バスや電車の中で平気で携帯でしゃべっている人も見ますし、ほかの人の迷惑を考えない行動と言うのも数多く見られます。
折角、外国人に褒めてもらえる、良いと言ってもらえるところは、いつまでもそのままであってほしいですね。