こんにちは、中国在住の伊藤です。
今週前半までの各地でのデモも、やっと落ち着いてきたようです。
今後は、沈静化していくのでしょうか?
中国国内のネット上でも、あのデモは、やり過ぎだ、犯罪だ、愛国ではないと言うような書き込みも見られるようになりました。
ただ、一番、今回のことで、困っていたのは、うちの学生たちのような日本で生活する中国人だと思います。
皆、口々に、どうしてあのような暴力行為をするのかわからないと言っていました。
まあ、社交辞令と言うか、建前の部分もあるとは思いますが、自分たちが、日本で実際に見ている日本と日本人は、中国国内で教育されたきたそれとは、全く違うことを一番、わかっているからです。
家族からは、日本人にいじめられていないか、危険ではないのかと、頻繁に電話があったそうです。
それに対し、皆、「大丈夫、日本人は、そんなことをしない。日本はそんな国ではない」ときちんと言ってくれたようです。
こういうことが、とても重要だと思います。
もし、日本人が、中国の様子を見て、それと同じことを在日中国人に対して、在日中国企業に対してやっていたら、「ほらやっぱり日本鬼子(日本人の蔑称)」だと言うでしょう。
実際には、既に、そのようなことが日本国内でも起きているそうですが、中国のような無法状態には、なってほしくないですね。
それだけは、切に願っています。
中国人すべてが、同じではないんです。
まして、中国の場合は、そのように教え込まれているんですから、どうしようもない部分があるんです。
日本でも、その昔、「鬼畜米英」なんて言葉によって、教育されていた時代もありましたよね。
それが、今では、何事もなかったかのように両国と付き合っています。
中国との間も、是非、そうなってほしいものです。